驚愕!! BMW X2はコンパクトSUVの本命か 本気のBMWはやはり凄い!!

■2L直4ターボエンジンのレベルが高い!

ガソリン直4、2L直4ターボエンジンは192ps/28.6kgm、JC08モード14.6km/L。X1に用意されているディーゼルエンジンをぜひラインアップしてほしい

2L直4ターボエンジンは軽やかに回るタイプ。ドラマチックな印象はあまりないが、アクセルを踏み込めば一気呵成に回りきるパワー感、ターボラグを感じさせず、低速域からしっかりとついてくるトルク感、そして回転のスムーズさなどはやはりレベルの高さを実感させる。

ボディサイズは全長4375×全幅1825×全高1535㎜、ホイールベース2670㎜で車重は1620㎏。ボディの拡大化が進む昨今、これなら日本の道路環境でもコンパクトと表現できるサイズだろう。実際、細い道でも苦労することはなかった。

ドライバーオリエンテッドなBMW流のコクピット。8.8インチのタッチパネルディスプレイが備わり、主なターゲット層であるミレニアル世代だけにコネクティブ対応にぬかりはない

ADAS(先進運転支援システム)は十二分なものが標準装備され、「BMWコネクテッドドライブ」も用意するなど先進性も兼ね備えたクルマだが、個人的にはそちらよりも「BMWは別格だ」とつくづく思うクルマの性能レベルの高さに惹かれる。

また、クロスオーバーカーが人気の昨今、そのあたりの「流行りのツボ」もしっかりと押さえてあり、単に職人気質でいいクルマを作っているだけではないのも魅力を感じる部分だ。

■これがBMWか!と思わせる完成度だった

515万円という価格を軽々しく「安い」とはいえないが「これがBMWか」と思わせる完成度の高さはさすがというほかない。ベーシックな3気筒、1.5Lターボ版はまだ試乗の機会に恵まれていないが、今回2Lターボ車に乗ったかぎりでは、そちらもベーシックグレードの域を超えたレベルに仕上がっているのは間違いないだろう。

着座位置は高めで視界はいい。ファブリックとアルカンターラのスポーツシートの出来はいい

身長181cmの担当者が後席に座った写真。天井高はオーソドックスなX1より低いものの、ヘッド&ニースペースともに充分な空間があり、嫌悪感は感じなかった

トランク容量はさすがにX1の通常時505〜背もたれを倒した最大の1550Lから、470〜1355Lに縮小されている

※T:ガソリンターボ、DT:ディーゼルターボ

■BMW640 Xドライブ グランツーリスモにも試乗!

640xドライブ グランツーリスモMスポーツ/全長5105×全幅1900×全高1540㎜、ホイールベース3070㎜、車重2010㎏。直6、3Lターボ(340㎰/45.9㎏m)、JC08モード燃費10.9㎞/L、1081万円

テールゲートを備えた4ドアファストバッククーペの6シリーズグランツーリスモにも試乗した。6シリーズグランツーリスモの名が付けられているが、ベースとなったのは現行モデルの5シリーズセダンである。

5シリーズセダンから95mm延長した3070mmのホイールベースと、全長5105×全幅1900×全高1540mmというフルサイズボディにサッシュレスドアとテールゲートを組み合わせた4ドアファストバッククーペで、ステーションワゴンにも迫るラゲッジ容量を得ている。

とにかく、滑らかさの極致のような仕上がり。クルマの動きにトゲがまったくなく、運転していると全身を柔らかい何かで包まれているような感覚になる。

安全な場所で一発アクセル全開にしてみたらもの凄い勢いでかっ飛んだが、直6エンジンのフィール自体はやはり滑らか。レクサス、まずいぞと本気で思った。

4ドアファストバッククーペの優雅なスタイル。6ライトウインドウで、リアゲートを持たないレクサスLSにも似たデザインだ

スポーティなMスポーツ仕様のコクピット。ほかのモデルと同様、BMW流のモダンラグジュアリーなインテリアデザインだ

ホイールベース3070mmの恩恵を受けたリアシート。この巨大なスペースには驚かされた

荷室の容量は5人乗車時で610L。後席を倒すことで、最大1800Lにまで拡大できる

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