■中身はそのままロードスター
インテリアは、基本ベース車と同様だが、光岡自動車によるカスタマイズオプションが設定されており、ボディ同色のドアパネルやカラーアクセントライン入りのレザーシートなどを、ユーザーの好みに合わせて仕上げることができる。
またパワートレインや基本的な装備はロードスターに準ずる。132ps/152Nmの1.5Lの直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、トランスミッションは、6速MTもしくは6速ATが選択可能。ベースとなるグレードは、「S(6速MTのみ)」と「Sスペシャルパッケージ」のいずれかを選択する仕組み。
12月1日より150台の販売が開始される。
残りの50台は、光岡自動車の顧客向けに先行受注が行われたという。
今年10月、光岡自動車からアナウンスがないままこの「Rock Star」の情報がネットを駆け巡ったことがあったが、それはこの顧客向けのダイレクトメールの情報を元にしたものだったのだ。ちなみに先行販売の50台はすでに完売済みと好調なスタートを切っている。
■維持費の心配もなくリセールも抜群!?
気になる納期だが、最初の工場出荷は2019年6月頃を予定しているとのこと。
2019年度に生産されるのは、先行受注分の50台のみ。その翌年(2020年)から、一般販売される150台を2020年度と2021年度に分けて、75台ずつ生産される予定。
今後のオーダーは、先着順で生産されることになるだろうから、最短でも手元に届くのは再来年となる。
光岡自動車では、「手元に届くまでの時間も楽しんでもらえたら……」とコメント。現状では、限定数の200台のみとすると明言しているため、手にしたいならすぐに注文することをお薦めする。
光岡章夫代表取締役社長は、Rock Starについて、「弊社でもクラシック・コルベットを取り扱っているが、価格は1000万円を超えるし、何よりも維持するためには、多くの時間とお金を必要とする。Rock Starは、アメリカンスポーツカーの世界を気軽に楽しめるのが魅力。価格もかなりお得な設定だと思う。購入しても、手放す際は新車に近い価格か、それ以上になる可能性もあるのでは……」と新型車への自信をうかがわせた。ちなみに先行予約車50台の主要購買層は50〜60代の男性だとのこと。
どうやらアメリカンカルチャーに憧れた世代の心を鷲掴みにしているようだ。
コメント
コメントの使い方