セレナe-POWERら新車&トヨタの大攻勢【新車でたどる2018年上半期】

■トヨタ センチュリー 2018年6月22日発売

初代登場は1967年、2代目登場は1997年。今回の3代目は21年ぶりのフルモデルチェンジとなった。このモデルに限っては、効率を追求するトヨタの生産方式は採用されておらず、多くは手作業による伝統的な車両製造方式が実施されている。先代までのV12エンジンは廃止され、V8ガソリンエンジンにモーターが組み合わされたハイブリッド車として登場。すでに皇室や日本政府に納入されているが、注目は2019年5月に予定されている即位式に、このセンチュリーのオープン仕様が登場するのではないか、という予想。この予想が正しければ、すでにトヨタ社内で開発が進んでいるはずだ。なお豊田章男社長の公用車に、このセンチュリーのGRMN仕様がある。乗せてほしい。

■ダイハツ ミラトコット2018年6月25日発売

いわゆるダイハツの「女子ウケを狙った可愛い系の軽自動車」だが(ミラココアの実質的後継車)、このモデルから一転して「素材感」を打ち出し、発表直後はSNS等で「無印良品みたいでいい」と絶賛されたミラトコット。日本カー・オブ・ザ・イヤー2018-2019でスモールモビリティ賞を受賞。ベース車は2代目ミライースで、安全装備も、衝突軽減ブレーキを含む先進安全技術パッケージ「スマートアシスト3」を装備しているあたり、ダイハツらしい。

■トヨタ カローラスポーツ 2018年6月26日発売

発売日まで徹底して車名が隠されており(「カローラハッチバック」という車名になる可能性があった)、また新型クラウンと同じ日に発表することになって、結果的に認知度がいまいち広がらなかったトヨタのCセグメントハッチバック車。先代まで「オーリス」という車名で販売していたが、カローラブランドの復権を狙って2006年10月に販売終了となったカローラランクス以来11年半ぶりに「カローラ」の名前を冠することになった。1.2Lターボの純ガソリン仕様と1.8Lエンジン+モーターのハイブリッド仕様をラインアップ。全車にDCM(専用通信機)が装備されており、セキュリティサービスやワンタッチでオペレーターに接続できるサービス等が利用できる(トヨタは「コネクティッドカー」と呼んでいる)。

■トヨタ クラウン 2018年6月26日発売

国産セダンが低調ななかで登場した15代目クラウン。これまで長く使用されてきた「ロイヤル」、「アスリート」、「マジェスタ」というグレード体系を廃止し、「標準仕様」と「RS仕様」に整理。クラウン史上初めて6ライトウィンドウを採用し、全体的にスポーティなフォルムに生まれ変わった。これまでの、いわゆる「オヤジグルマ」的なテイストではなく、ドイツ車風のクイックなハンドリングを採用。同時に乗り心地や安全技術、通信技術も最先端の装備を用意。販売不振が続く国産セダンのなかで、デビュー以来月販6000台オーバーの販売台数をキープしている。

【参考:2018年下半期のデビュー車】
スズキ ジムニー/ジムニーシエラ 2018年7月5日
ホンダ N-VAN 2018年7月13日
スバル フォレスター 2018年7月19日
ホンダ クラリティPHEV 2018年7月20日
ホンダ CR-V 2018年8月31日
レクサスES 2018年10月24日
レクサス UX 2018年11月27日
光岡 ロックスター 2018年12月1日
ホンダ インサイト 2018年12月14日

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