■「2019年後半に生産開始」と好評
2019年2月27日、ホンダはジュネーブショー(3月5日~17日)に、プロトタイプモデル「ホンダe(イー)」を世界初公開する、と発表した。
このモデルは2017年のフランクフルトモーターショーで公開され、同年の東京モーターショーにもホンダブースの目玉として日本初公開されたコンセプトモデル「Honda Urban EV Concept(アーバンイーブイコンセプト)」をベースとして、市販に向けて進化させたモデル。
なによりこのニュースで驚いたのが、ホンダの発表リリースに「本モデルをベースとした電気自動車を、2019年後半に生産開始する予定です」とはっきり明言されているところ。
マジですか。売るんですか。
慌ててホンダ関係者に問い合わせてみたところ、「コンセプトモデル」と銘打ってはいるが、ほぼこのままのスタイルで発売される見込み(ただし日本市場への発売はまだ未定だが、今年10月開催予定の東京モーターショーあたりで何かアクションがあるもよう)。
詳しいスペックは公開されていないが、「EV走行は(WLTCモードで)200km以上、30分で80%まで充電可能な急速充電対応」だという。
また「サイドカメラミラーシステム」(デジタルアウターミラー)を採用しており、サイドミラーはモニター越しに見ることになる。
2017年のフランクフルトショー出展車として登場した際には、先進的なデザインながらも初代シビックや初代VWゴルフのテイストが色濃く反映されており、「ぜひこのままのスタイルで発売してほしい!」などという記事も書いた記憶があるが、まさかこれほど「そのまんま」で登場するとは。
この21世紀にホンダが作る量販ピュアEVが「初代シビックに似たコンパクトカー」というのは、なんとなくロマンがあってワクワクする。ぜひとも日本市場での発売も目指してほしい。
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