■今回は「商品改良」だが今後の新型はいかに?
今回発表されたプレスリリースによればオデッセイは「商品改良」という位置づけになっている。エクステリアを見ても2022年まで国内販売されていたモデルとデザインは変わらず、なんだかちょっと苦しい感じは伝わってくる。
中国には広汽ホンダと東風ホンダがあるのだが、広汽ホンダはオデッセイを、そして東風ホンダはエリシオンを販売している。どちらもオデッセイの姉妹車で、今回のオデッセイは広汽ホンダのオデッセイを日本仕様にあつらえたモデルだ。
でも同じコストをかけて日本に導入するのであれば見慣れたオデッセイではなく少し派手なエリシオンも「あり」だったんじゃ……、と思うのはクルマ好きなら自然の反応だろう。
ただ今回のオデッセイも進化がないまま日本導入されるというわけではない。まずアブソリュートにEX BLACK EDITION を設定し、 ブラックを基調としたフロントグリルやドアミラー、アルミホイールなどを装備するなどよりキリッとした印象だ。
さらに同グレードはインテリアでは本革シートが標準装備になり、2 列目に両側アームレスト付4 ウェイパワーシートとシートヒーター、 折りたたみ式の2列目シートセンターテーブルが採用される。豪華仕様の投入でよりオデッセイの魅力を追求する形になる。
今回についてはやや唐突な復活劇になったが、ホンダが再び日本市場にオデッセイを送り込むのにはなんらかの意義があるに違いない。2023年冬発売で30年目のアニバーサリーイヤーである2024年を日本で過ごすことは、ホンダが日本市場でオデッセイの存在感を際立たせたい意思の表れだろう。
オデッセイがどのような方向性に進むのか見守っていきたい。
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