■価格は…未公表ながら3000万円超?
今回発表された資料を読むと、まず目を惹くのがフロントデザイン。「初代よりもっと派手になるだろう」とは予想していたが、新型LMのスピンドルグリルはよりフロントバンパーと馴染んだかたちでデザインされた「レクサスRX風」になった。これまでの「ギラギラ感が全開」というよりは、どちらかというとスマートさを押し出したかたちに見える(それでも派手だが)。
また内装については(特に4人乗り仕様は)「ファーストクラスと勝負」といったおもむき。「自宅のリビングルームのようにくつろげる空間や、ビジネスシーンにも対応できる空間」といった多様なニーズへの対応を目指して開発されており、後席前方に設置された「48インチ大型ディスプレイ」(デカすぎて二度見しました)は、テレビ番組やYoutubeを楽しめるエンターテイメント方向だけでなく、PCを繋いでオンライン会議などにも使用できる大きさ。
アームレスト内には格納式テーブルが設置されており、タブレットやノートPCを置いて快適に作業できるとのこと。
ちなみに車内は間接照明を採用しており、リラックスできる空間を演出しつつイルミネーションは14色のテーマカラーとユーザーの好みに合わせて選べる50色のカスタムカラーの計64色が用意されているというから、東京オートサロンに出展された超豪華カスタムカーの説明文を読んでいるような気分になる。
中国国内での販売時期や価格は公表されていないが、先代型は7人乗りが116万6000元(日本円で約2270万円)、4人乗りが146万6000元(同約2850万円)だったから、新型は3000万円を軽く超えてくるだろう。
いきなり国産車最高価格車に躍り出る可能性もあるし、今秋発売ということは以前から開発が伝えられている「センチュリーSUV」とも真っ向から顧客を奪い合うかたちになりそう(最近トヨタはこういう社内競合をまったく厭わなくなってきた傾向があり、「切磋琢磨上等!!」といった感じで、ユーザーにとっては選択肢が増えて嬉しい話だが、開発者や営業担当者は大変そう…)。
重ねて、この新型レクサスLMは2023年秋頃に日本市場でも発売される。
納期を考えると、「欲しい!」という人はすぐにレクサス販売店へ行ったほうがよさそう。たぶんそういう人は値段を見なさそうだし。いや、いいクルマ、というか、すごいクルマであることは間違いないし、下取り価格も高そうだから損はしないのだろうけど、なんというか、庶民には想像もつかない、という意味でいろいろ浮世離れしたクルマな気もします。もちろん試乗はしてみたい。特に後席。
【画像ギャラリー】新型レクサスLM全画像公開!! 祝・2023年秋に日本発売予定!!(52枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方