2023年6月21日、トヨタ自動車は都内で新型アルファード/ヴェルファイアの発表会を実施した。4代目となる新型アルファードは国内の最高級ミニバンとして揺るぎない地位をさらに固めることが確実ではあるが、それとは別に、この発表会の最後で「センチュリーに新しい仕様が年内に追加される」と言及があった。これ…間違いなく今秋~今冬にも発表される「センチュリーSUV」のこと…ですよね…。…ね!!
文/ベストカーWeb編集部、画像/TOYOTA、ベストカー編集部
■「新たなセンチュリー」正式発表は「年内」
「究極のショーファーカーであるセンチュリー。そのセンチュリーさえも、大胆に変えようと、すでに動いているのです。年内には、トヨタのショーファーシリーズに新たなエディションが加わることをお伝えできればと思います。」
日本中が、いや世界中の注目が集まる新型アルファード/ヴェルファイアの新車発表会の壇上にて、スピーカー役を務めたトヨタ自動車デザイン領域領域長 Chief Branding Officer Simon Humphries(サイモン・ハンフリーズ)執行役員は、会見の最後を上記のセリフで締めた。
え、え、いま「センチュリー」って言った?? 会場に集まる記者たちが騒然とするなか、「クルマの未来を変えていこう!」と(最後だけ)日本語で話すと、颯爽とステージをあとにした。
この「大胆に変わるセンチュリー」こそが、すでにSNSでは何度か開発車両の迷彩柄スクープ写真がアップされている「新型センチュリーSUV」にほかならない。
現時点(2023年6月下旬)では、販売店を含めて何も情報は明らかになっていないが、トヨタ関係者から「発表されることは確実」という情報が入っており、またセンチュリーの既納客にはすでに内々で「こういうクルマが出るのでご準備ください」と連絡が入っているという。
一部情報筋によれば、センチュリーSUVの後席にはキャビンとの隔壁があるという。もちろんシートバックのみではなく、天井まで覆うようなパネルが付くというのだ。完全に荷室が独立した存在になりそう。
この「新型センチュリー(の新しいエディション)」、発売時期についてもちろん明言はなかったが、このたび「年内発表」という新情報が公式に発信されたわけだ。
今回発表となった新型アルファード/ヴェルファイアだけでも充分大きなニュースだというのに、その最後に「それはそうと、ショーファーカー(自身で運転するのではなく、運転手付きで乗るようなクルマ)といえばこんなクルマも予定してまして…」と、半年先の新型車の情報をさらっとぶっこむトヨタの広報戦略、恐るべし…。びっくりしました……。
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