■エグゼクティブラウンジは先代比100万円アップ!?
次は両車の最上級グレード「エグゼクティブラウンジ」を比較していきたい。まずは2.5LのHEVで駆動方式はFFを選択(E-fourは22万円高)、ボディカラーはプラチナホワイトパールマイカ(3万3000円)を選択した。車両本体価格はアルファードが850万円、ヴェルファイアが870万円である。
まずはアルファード。メーカーオプションは、ほぼ全部付けの状態で試算している。装着したオプションは以下の通り。
■メーカーオプション
・225/55R19タイヤ&19インチアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装):3万3000円
・CD・DVDデッキ:4万1800円
・ユニバーサルステップ:6万6000円
■ディーラーオプション(工賃込み)
・盗難防止機能付きナンバーフレームセット:8,910円
・フロアマットセット(エグゼクティブ):14万4155円
・サイドバイザー:4万3340円
諸経費はHEVのため少し下がって20万円程度(登録月やメンテナンスパックの要否などで若干変動)で、支払総額は907万8235円となった。
一方のヴェルファイア。タイヤホイールは標準状態で19インチを装着するため、メーカーオプションの設定は無い。(レスオプションで17インチに変更可能)
■メーカーオプション
・CD・DVDデッキ:4万1800円
・ユニバーサルステップ:6万6000円
■ディーラーオプション(工賃込み)
・盗難防止機能付きナンバーフレームセット:8,910円
・フロアマットセット(エグゼクティブ):14万4155円
・サイドバイザー:4万3340円
こちらも諸経費はHEVのため少し下がって20万円程度(登録月やメンテナンスパックの要否などで若干変動)で、支払総額は925万2535円となった。
選択しなかったメーカーオプションは、スペアタイヤ・ITSコネクト・寒冷地仕様の3つだけである。
先代のエグゼクティブラウンジと比較すると、乗り出しは約100万円高くなった。
さらに、こだわりのディーラーオプション(エアロパーツ・パフォーマンスダンパー・室内イルミ・カーテンなど)を加えていくと、総額1000万円の大台も見えてくる。
さすがは新時代のショーファーカーとして仕上げたグレード、お値段も超高額だ。
■残価率が7割!? 乗り換えなら月々の支払いは現実的な金額の可能性も
先代のアルファードを販売ランキング上位に押し上げた要因が、高いリセールバリューであった。
高残価を背景に、トヨタディーラーの用意する残価設定ローンの利用が非常に多かった。月々の支払いを少なくアルファードに乗れるという点が、ユーザーに対して魅力的に映っている。
新型でもリセールバリューの高さは維持できるという目算があるようで、トヨタ販売店の設定する残価率は、今回も高い水準をキープ。
具体的な残価率は、各販売店によって若干異なるが、3年70%、4年65%、5年60%程度となっていた。残価率はアルファード・ヴェルファイア共通で、現在のところグレードによる残価率の差も無い。
ここまで紹介してきた各車の見積もりで、5年の残価設定ローンを、ほぼ頭金なし、ボーナス払い無しの状態で計算すると次のようになる。(実質年利率3.9%で計算)
・アルファードZガソリン:月々6万8700円 最終回支払い324万円(頭金5万3335円)
・ヴェルファイアZプレミアムガソリン:月々7万3900円 最終回支払い393万円(頭金9万5535円)
・アルファードエグゼクティブラウンジHEV:月々8万9600円 最終回支払い510万円(頭金7万8235円)
・ヴェルファイアエグゼクティブラウンジHEV:月々9万1400円 最終回支払い522万円(頭金52,535円)
※割賦元金をキリのいい数字にするため、頭金は各車で異なる
アルファードZガソリンの数字がローンを組む時の現実的な数字となるだろう。ボーナス支払い無し、頭金無しで月々約7万円弱というのは、640万円の支払総額を見ると、手頃感もある。
これで仮に頭金を100万円にすると、月々の支払いは約5万円。頭金を200万円にすると月々の支払いは約3万2000円だ。頭金は現金+下取り額であるため、先代アルファードからの乗り換えなら、購入時の持ち出し金額はそれほど大きくならない可能性もある。
これも、先代から続くアルファード・ヴェルファイアの高い残価率が成せる技。今回も高い残価率を利用した、残価設定ローンによる購入が増えそうだ。


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