■オーソドックスな横桟を採用したヴェルファイア
では、アルファードのグリル違いとなったヴェルファイアはどうか。
こちらは先代同様、グリルにオーソドックスな横桟を採用している分、インパクトに欠ける。トヨタとしては、アルファードがフォーマル、ヴェルファイアはアグレッシブという位置付けだが、その狙いは当たりそうもない。やはりアルファードの鱗グリルのほうが、攻撃的でカッコいいのだ。
先代ヴェルファイアもアグレッシブな顔付きだったが、オーソドックスな横桟グリルは、アルファードの金歯に比べると新鮮味がなく、消滅の瀬戸際まで追い込まれた。新型にも、それに近いものを感じる。あれほど惨敗に終わった先代ヴェルファイアと同じ横桟グリルを、なぜ採用したのだろう。ユーザーは常に驚きを求めているのに。
2.4リッターターボエンジンが搭載されるのはヴェルファイアだけなので、アグレッシブな走りにこだわるならヴェルファイアになるが、ルックスは相変わらずアルファードの方が魅力的だ。
ただ、新型ヴェルファイアの横桟グリルは、縦に切れ目が4本走っているので、アルファードの鱗風に見えないこともない。そこが救いだろう。アルファードのスポーツバージョンとして、先代よりは頑張れそうだ。
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