■インテリアはデジタル化され上質感も向上
VクラスとVクラスマルコポーロ、EQVはシリーズ初となる2基の12.3インチワイドディスプレイを備えた単一パネルのデジタルコクピットを採用したほか、新デザインのエアベンチレーション、ハンズオフ認識機能を備えた新世代ステアリングを採用。
一方、VitoとeVitoは、実用性を重視したダッシュボードに10.25インチのタッチスクリーンとインストルメントクラスター上の5.5インチディスプレイを備えたコクピットを採用。
また、VitoとeVitoには初となる最新世代の音声認識インフォテインメントシステム「MBUX」が標準装備となった。中央のディスプレイ、ステアリングホイールのタッチコントロールパネル、または対話および学習言語アシスタント「Hey Mercedes」を介して操作できる。
VクラスとEQVには、左側のスライドドアを標準装備したほか、電動テールゲートには電動の「イージーパックテールゲート」が、eVitoだけでなく、Vitoのエントリーモデルでも選択可能になった。
■新型アルファード、ヴェルファイアとサイズ、価格差は?
新型Vクラスを気になっている人に向けて、新型アルファード&ヴェルファイアとのボディサイズや価格差について紹介していこう。
現在、日本でラインナップしているベンツVクラスの価格は954万~1330万円。ボディサイズは以下の通り。標準モデル、ロング、エキストラロングの3種類のボディタイプをラインナップしている。
●ベンツVクラス標準:全長4905×全幅1930×全高1930mm、ホイールベース3200mm
●ベンツVクラスロング:全長5150×全幅1930×全高1930mm、ホイールベース:3200mm
●ベンツVクラスエキストラロング:全長5370×全幅1930×全高1910mm、ホイールベース3430mm
●新型トヨタアルファード:全長4995×全幅1850×全高1935mm、ホイールベース3000mm
●トヨタグランエース:全長5300×全幅1970×全高1990mm、ホイールベース3210mm
新型アルファードはガソリン車のZが540万~エグゼクティブラウンジE-FOURが872万円。ヴェルファイアはZプレミアターボの655万~エグゼクティブラウンジの892万円。現行Vクラスは954万~1330万円だから1クラス上の価格となる。
ここであるVクラスオーナーのコメントを紹介しよう。
「Vクラスがベンツのミニバンという認識だけで購入したのですが、乗ってみると3列目へアプローチするのにシート移動は男性でも大変だし、乗り味もドスンドスンという商用車テイストが満載。内装が比較的高級志向にシフトしてキャプテンシートができたのは嬉しいけれど、やっぱり試乗して購入することをオススメします」とのこと。Vクラスを購入予定の方は買ってから後悔しないように試乗してから購入したほうがよさそうだ。
ベンツVクラスの標準ボディが新型アルファード&ヴェルファイアの対抗モデルになるだろうが、全幅はアルファード&ヴェルファイアが1850mm、ベンVクラスが1930mmと80mmもVクラスのほうがワイドだから、日本ではアルファード&ヴェルファイアのほうが取り回しはしやすいだろう。
VクラスロングやVクラスエキストラロングになると、トヨタグランエースが直接のライバルとなるだろう。
改良型Vクラスの日本導入時期はいまのところ未定とのことだが、早ければ来春までに日本導入されると予想。
2026年には新開発のバン用プラットフォーム、「バンエレクトリックアーキテクチャー」を採用した、新型Vクラスがデビュー予定。今後はVクラスも電動化がさらに進んでいくだろう。
【画像ギャラリー】大幅改良でオラオラ顔で増したベンツVクラスを写真でチェック!(11枚)画像ギャラリー
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