■インテリア激変! あれ? デッカイ棚は!?
インテリアは外観以上に激変。全体にこれまたスッキリ水平基調化し、特にわかりやすいのはメーター配置とダッシュボード。今までの2連アナログから7インチデジタルメーターになり明らかにモダンに。
高かったダッシュボード高も約7cm低くなり視界良好。ピラーの太さは不変だが色が白系から黒系になりスッキリ。こちらもシンプルオシャレ化してるのだ。
そのぶんインパネの質感は凝ってて基本ハード樹脂だが一部シボはオシャレ壁紙のようだし、助手席前の棚もコルク風素材。シートも一見造形は変わらないが、よりシンプルなファブリック配置になりオシャレ女子ウケ間違いナシ。
ただこれまた少しヤリ過ぎ感もあり、ハンドルは視界に優れた2本スポークで標準どころかワイルドなカスタムもそれ。さらに賛否両論が収納力で、2代目でオザワが気に入っている助手席前の大容量棚や運転席前のフタ付き収納は廃止。
特に前者はティッシュからスマホからリップクリームまで載せられ、USBも3コ付けられ便利だったが、新収納はセンターディスプレイ隣の小物棚がメインで、あとは拡大したグローブボックスで対応。
開発陣曰く「雑多なものを隠したい人が多いのでティッシュからスマホまで入るサイズに大型化」したようで、ボックス内から助手席前のUSBに接続できるようコードを通す凹みまで付いている。
ただ真のズボラ派(オザワ)はそんなこと気にしない。スマホやら鼻紙やらズカズカ置ける大容量棚の廃止はちと惜しい。
とはいえカスタムはよりクォリティの高いブラック内装で上級グレードはスムーズ皮革の質感も滑らかでオシャレ実用派にはウケるはず。
■走りの質が期待以上に向上!
一方、予想以上によかったのが走りだ。前述どおりプラットフォーム流用。実は骨格は新しい側面衝突、32km/hでのポール衝突に対応するためサイドフレームが強化されているが、開発陣曰く「全体のボディ剛性はほぼ変わらず」。
エンジンもモード燃費がNAで0.4km/L、ターボで0.1km/L向上してるがパワー&トルクはほぼ変わらず。ターボのみ前後ダンパー強化で全車サスの締結強化、フロントサスのアライメント調整、電動パワステの制御変更ぐらい。
正直ほとんど期待してなかったが、まず驚いたのがオザワと同じNAモデルだ。走り出しから乗り心地がハッキリとクリアでステアリングのキレも確実に増している。
一番嬉しいのが2代目NAモデルで物足りなかった高速での操舵感が増していること。乗り心地に効いているのはサス回り以上に防音性能を上げたルーフライニング(詰め物)と床下の遮音フィルム。音を遮断したことで乗り心地の上質さが確実にアップしている。
さらに意外なのがステアリングのキレで、フロントアライメント調整も効いているが、それ以上にパワステの新フィードバック制御が効果的。無駄なパワーアシストがなくなりよりダイレクトな手応えに。
この味の向上はターボモデルのほうが顕著。中間加速が鋭くなっていてちょっとしたカスタムカーレベルのキレ味アップ。マジで2代目ユーザーならみな欲しい! と思える走りの改善なのだ。
これで価格数万円アップだったら間違いなく買いだ。オザワ的にはカスタムにさらなるギラつき仕様が追加されれば文句ナシか。
●N-BOX(FF)主要諸元
・全長×全幅×全高:3395×1475×1790mm
・ホイールベース:2520mm
・車両重量:910kg
・最低地上高:145mm
・エンジン:直3、658cc DOHC
・最高出力/最大トルク:58ps/6.6kgm
・トランスミッション:CVT
・WLTCモード燃費:21.6km/L
・燃料/燃料タンク容量:レギュラーガソリン/27L
・サスペンション(F/R):マクファーソン/トーションバー
・タイヤサイズ:155/65R14
・価格:164万8900円
●N-BOXカスタムターボ(FF)主要諸元
・全長×全幅×全高:3395×1475×1790mm
・ホイールベース:2520mm
・車両重量:940kg
・最低地上高:145mm
・エンジン:直3、658cc DOHCターボ
・最高出力/最大トルク:64ps/10.6kgm
・トランスミッション:CVT
・WLTCモード燃費:20.3km/L
・燃料/燃料タンク容量:レギュラーガソリン/27L
・サスペンション(F/R):マクファーソン/トーションバー
・タイヤサイズ:165/55R15
・価格:204万9300円
コメント
コメントの使い方スペーシアの方がいいな
ギラギラした見た目が良い人は、ディーラーオプションのパーツを付けると良いと思う。
結構印象が変わるよ。