10月24日、日産はインフィニティブランドのコンセプトカー4台を発表した。そのなかで注目したいのは、クロスオーバーSUVのインフィニティビジョンQxe。これはクロスオーバーSUV、QX50の後継車になる可能性が高い。さてどんなモデルなのか、解説していこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/日産自動車(タイトル写真はインフィニティQX50)
■インフィニティQX50のBEV版がビジョンQxe!
2023年10月25日、日産の高級ブランド、インフィニティは4台のコンセプトカーを発表した。
まず、東京天王洲アイルの寺田倉庫で実車が公開されたインフィニティビジョンQeは、ファストバックセダンのコンセプトカーで、BEV版の次期Q50=次期スカイラインになるのは確実だろう。
そしてビジョンQeのすぐ隣に写っているクルマが今回の主役となるビジョンQxeだ。ビジョンQxeの写真はこの1点のみとなるが、発表されたリリースにはクーペSUVではなく、実用的なクロスオーバーSUVと明記されている。
現行のクロスオーバーSUVのQX50には、268hpを発生する2L、VCターボ(可変圧縮比ターボ)が搭載されているが、このビジョンQxeが、市販型として発表される際には、全車BEVを目指すインフィニティの計画に則って、Qe(次期Q50=次期スカイライン)に続く、BEVモデルになるだろう。
つまり、このビジョンQxeが、BEV版の次期QX50=次期スカイラインクロスオーバーとなるのだ。ちなみに横に写っているクーペSUVのQX65は、2025年モデルとして登場すると予想。その横のSUVは2024年モデルとして発売されるフラッグシップSUV、Q80だ。
■スカイラインクロスオーバーの日本発売はあるか?
スカイラインクロスオーバーが日本で発売されたのは、2009年7月のこと。インフィニティブランドのEX35を日産ブランドのスカイラインバッジを付けて発売したのだが、販売不振のため2012年6月に販売終了。SUVとは思えないハンドリングと走りのよさで、売れるかと思ったのだが……。
その後継車となる現行QX50の日本導入予定はないが、BEVのQxeが市販されると予想される2026年~2028年にかけて、日本ではスカイラインクロスオーバーとして発売される可能性が高い。
サイズ的にはアリアの上のクラスになるだろうが、デザインを見る限り、巨大なアーチグリルが巨大でなかなかカッコいい。まだまだ市販モデルになるまでには時間がかかりそうだが、期待して待っていよう。
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コメント
コメントの使い方スカイラインクロスオーバーの復活を期待してます。今乗っているクロスオーバーが10年を超えました。そろそろ乗り換えるか、まだまだ乗るか?悩んでます。V6、330馬力は運転してて気持ち良い車です。