■2.8L直噴ターボディーゼル+6速ATを組み合わせる
エンジンは直4、2.8L直噴ターボディーゼル(1GD-FTV)を搭載。最高出力204ps、最大トルク51.0kgmを誇る。燃料タンク容量は130Lだ。
組み合わされるトランスミッションは、6速AT(6 Super ECT)のみでMTは設定されていない。WLTCモード燃費は10.1km/Lを達成する。
駆動方式はパートタイム4WDシステムで、H4・L4の切り替えで、安定性や駆動力の確保ができる。2輪駆動・4輪駆動の切り替えはプロトタイプから変わらず信頼性の高いトランスファーレバーを採用している。
また、オフロード走行に欠かせないフロント・リアのデフロックが電動となり、標準装備となった。またデュアルモードオートマチックロッキングハブも継続採用されている。
そのほか、電子制御系も充実の内容だ。VSC(ビークルスタビリティコントロール)、A-TRC(アクティブトラクションコントロール)、HAC(ヒルスタートアシストコントロール)、DAC(ダウンヒルアシストコントロール)の4制御を新たに装備した。
■室内は? 安全装備は?
貨物登録だった前作と違い、今回の新型は乗車定員5名の乗用登録となる。室内サイズは、室内長1760×室内幅1440×室内高1240mmと十分な広さ。荷室はリアシートを畳んだ状態で荷室長1355×荷室幅1440×荷室高1120mmとなる。
気になるグレードはAXの1グレード構成。インテリアカラーはブラックで、シート表皮には合成皮革とファブリックのコンビシートを採用し、ドアトリムには合成皮革を採用した。
ステアリングホイールは先代のウレタンから大きく進化し、本革巻きと木目調を合わせたものとなり、フィンガーレスト部も設けられている。
また、メーター部にはオプティトロンメーターと4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを採用。ランクル40の記号性を残しながらも先進性を加えたものになっている。
インパネセンタークラスターはシンプルなデザインで使いやすさを追求。スイッチ類の配置を考えたセンターロアパネルとともに、70らしさが際立っている。
また、アクセサリーソケットのほかに、センターロアパネルに充電用のUSB端子(Type-C)を2個搭載した。
リアシートは6:4分割となり、リクライニング機構が付く。また、格納時にはタンブル機構が備わり1回のレバー操作でシート格納ができるのは嬉しい。
また、安全装備も多数組み込まれている。自動防眩インナーミラーにはバックモニターを内蔵。ドライブスタートコントロールやSRSエアバッグ、全席ELR付きの3点シートベルトなど、現代の安全装備はしっかりと備わる。
さらにToyota Safety Senseの第二世代が採用された。プリクラッシュセーフティシステムは、車両はもちろん、昼夜の歩行者検知と昼の自転車運転者検知も行う。
加えてレーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報機能)、オートマチックハイビーム、ロードサインアシスト、先行者発信告知機能と必要十分な装備と言えるだろう。ただし、クルーズコントロールは定速制御のみとなる。
正式な注文開始は11月29日13時30分から。新たな情報は追ってお届けしたい!
●ランドクルーザー70主要諸元
・全長:4890mm
・全幅:1870mm
・全高:1920mm
・ホイールベース:2730mm
・エンジン:直列4気筒DOHCディーゼルターボ 1GD-FTV 2754cc
・最高出力:204ps
・最大トルク:51.0kgm
・トランスミッション:6AT
・サスペンション(F):ダブルウイッシュボーン
・サスペンション(R):トレーリングアーム車軸式
コメント
コメントの使い方これは争奪戦になりそうですね。カラーはベージュが一番似合う気がします。