2024年1月13日、日本相撲協会に優勝パレード用の新型オープンカーが納車された。SUVタイプのセンチュリーとしては初のオープンボディ。真っ白なボディが両国国技館できらめいたぞ!!
文/写真:ベストカーWeb編集長 塩川雅人
【画像ギャラリー】市販車でもオーダー可能!!? 後部座席はまさかの超フラットシート(8枚)画像ギャラリー■スイーツ親方もビックリの完成度
「どんなスイーツよりもいいですね」。センチュリーオープンカーを目前にした芝田山親方はこんなコメントを残した。そんな名言も飛び出るほど感動したクルマは、両国国技館でお披露目された新型センチュリーオープンカー。日本相撲協会に納入された幕内力士の優勝パレード用車両だ。
ボディは新型センチュリーをベースにBピラー以降を取り払い、ルーフレスとなっている。後席はカーペット敷きのシートになっており大きな力士も快適に座れるようになっている。
もともとは新型クラウンでのパレードカーの開発が進んでいたとのことだが、宮城野親方が豊田会長に「やっぱりセンチュリーがいいですよね」と進言したということで急遽開発を進めた。
豊田会長は「デビューしたばかりのセンチュリーでね、オープンカーを作る。これは現場の皆さんも大変だったと思いますけど本当に素晴らしい。ありがとうございます」と開発陣をねぎらった。
後席に乗車した芝田山親方、そして豊田会長とも仲のいい元横綱白鵬の宮城野親方は「力士二人のってもギシギシしない。これはすごいですよ」とコメント。名古屋場所で優勝したのに輸入車だったのが残念だったという宮城野親方だが、このセンチュリーならなんの文句もなしだろう!!
奇遇にも来年2025年は日本相撲協会の創立100周年。センチュリーが豊田佐吉翁の生誕100周年の記念車としての出自があるが、まさかのご縁となった。お披露目に同席した豊田章男トヨタ自動車会長も「見えない力が働いている」と感慨深い様子。
本番デビューは2024年の初場所が終わる1月28日。最初にパレードで乗車するのはどの力士か楽しみだ。
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コメント
コメントの使い方相撲協会もこれだけお金を持っていれば、各地の巡業先で宿泊代やら食事代やら値切らずに済みますね。