GMはこのほど、キャデラックブランドのアッパーミドルセダン「CT5-V」の高性能仕様「ブラックウイング」2025年改良モデルを米国内で発表した。その詳細について紹介しよう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/GM
■Vシリーズ生誕20周年記念の改良モデル登場
CT5はそれまで3代続いたキャデラックのアッパーミドルサルーン、CTSの後継モデルとして2019年に登場。日本市場には2021年1月から導入されている。米国では同年2月からその高性能バージョンであるCT5-Vブラックウイングが登場した。
そのボディサイズは全長4925×全幅1895×全高1445mm、ホイールベース2935mmとライバルとなるのはメルセデスベンツEクラスやBMW5シリーズ、アウディA6などのEセグモデルたちだ。
前身となるキャデラックCTS-Vが誕生してから20周年を迎え、今回登場したCT5-Vブラックウイングについて同社グローバル担当バイスプレジデントのジョン・ロス氏は次のように語っている。
「キャデラックのセダンは、前年比でブランドの勢いを増し続けています。2023年、当社のセダンは2018年以来最高の販売台数を記録しました。CT5はキャデラックでは世界で最も売れているクルマです。Vシリーズが記録的な年を迎えるなか、性能とパワーを重視するお客様にとって、このオプションの重要性はいくら強調してもし過ぎることはありません」
■通常のCT5-Vとは差別化されたエクステリア!
CT5-Vブラックウイングは通常のCT5-Vとの差別化にこだわっている。よりワイドで低い外観の新しいフロントエンドが特徴で、ファストバックスタイルを強調。グリルとフロントフェイシアを再設計し、ブラックモールディング、ロッカーエクステンション、スポイラーを採用。
また、キャデラックのシグネチャーバーチカルライトとモンドリアンパターンエッチングのLEDヘッドランプが印象的だ。そのほか、エアログラウンドエフェクトとフロントフェンダーを採用し、より大胆に仕上げられている。
インテリアでは、33インチのLEDカラータッチスクリーンディスプレイを採用。GMのエンジニアやデザイナーの意見を取り入れて作成された、強化された車載パフォーマンスデータレコーダーが利用可能だ。
ユーザーインターフェースとグラフィックを刷新し、ドライバーがコース上でのパフォーマンスを最大限に引き出すための新しいパフォーマンス分析機能が採用されているという。
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