日産がアリアにNISMOを追加すると同時に、価格改定を実施した。NISMOの追加は喜ばしいニュースだが、なんとベースグレードも含めて120万円もの値上げも敢行された。日産はかつてリーフも100万円値上げをしたのだが、いったい何を考えているの??
文:ベストカーWeb編集部/写真:日産
■EVは売れないから値上げなのか?
アリアNISMOがデビューした。価格は842万9300円(B6)、944万1300円(B9)とかなりの高価格帯モデルになる。 BEVのフラッグシップモデルになるが走行性能などを考えれば妥当にも思える。しかし注目すべきはベースグレード。
グレードの整理も行われているが、価格の見直しが下記のとおり。
B6 FWD 539万円→659万100円
B9 FWD 630万円→738万2100円
B6 AWD 610万円→719万5100円
B9 AWD 680万円→798万7100円
軒並みの値上げになっており約120万円の値上げ幅だ。もちろん半導体など自動車部品の高騰などは理解するが、ここまで思い切った値上げは消費者からすれば理解し難い。
■かつてはリーフでも値上げをしたが……
過去の話になるが日産は2022年12月にリーフを最大で約102万円の値上げを敢行。しかも充電ケーブルを別売りにするなど、色々とその販売戦略に批判が集まったのも記憶に新しい。
今回のアリアも充電ケーブルはオプション。もちろん使わないユーザーが存在するのも理解するが、戸建てユーザーにとっては120万円という値上げ幅でも標準装備されないのはやや疑問が残るところ。日産はかつてはその技術力、そして走りのよさで多大なるファンを獲得してきた。
しかし近年の販売戦略はややユーザー軽視にも思えるし、これまでのファンを蔑ろにしているようにも思える。もちろん日産は日産なりの戦略があるのは理解する。しかしこのままでは非常に厳しいEV販売になってしまうのは間違いないのではないか?
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