■6人乗りでもLMに求められるものは変わらない
Q:実際に2列目に座ってみましょう。視界が開けていて解放感を感じますね。
「乗り心地に非常に関連が強い要素に視界情報というのがあります。「揺れ」と「視界の情報」が頭の中でうまいこと処理されればいいのですが、どちらかの情報が欠落していると、気持ち悪さを感じる。ですから視界の情報をなるべく入れてあげようというインテリアの考え方をしています」
「そのために注目していただきたいのが、このスライドドアの下のラインがまっすぐで、それが前に繋がっている点です。走行中のクルマの姿勢をすごくわかりやすいんですね。同時にインテリアテイストにもなるべく直線基調にして、シンプルな内装ということを心がけて開発しました」
「前にも触れましたが、頭揺れを少なくするこだわりをシート自体にも入れています。シート自体はLアニリンという表皮で、非常に柔らかな触感のいい表皮で、もともとは身体をしっかりとソフトに包み込むために採用したのですが、実は骨盤をしっかり立てて、かつ肩はあまりホールドしない点が頭揺れの低減にも有効だったんです」
Q:新たに加わった3列目についてこだわった点は何ですか?
「使われ方やニーズは少し違いますが、6人乗りになってもLMというクルマに期待される性能は変わらないと思っています。そんな中でこの6人乗りのバージョンLで気にしたことは、6人それぞれのプライベートスペースがきっちり確保されていることです」
「たとえば、ルーフのスイッチも右席用、左席用とありますし、コントローラも同様です。リア席にもUSBとかカップホルダーなどが自分の居住スペースにきっちりある。だから大人6人が、ゆったりと長距離移動が快適にできるように、性能をきっちり作り込みました」
「マルチパーパスビークルというクルマですので、多人数で移動する、たくさんの荷物を積む、いろんな使い方を想定しながら、そのニーズに応えられるように開発しました」
ベストカーWeb:落畑さん、どうもありがとうございました!
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