ドリフトできるEVとして絶賛されているヒョンデのアイオニック5に、今度はオフロードモデルが加わった。そいつがXRT。23mmリフトされた車高にファットなタイヤが実にいい! ひょっとしてこいつ、エクストレイルやRAV4の対抗馬になるんじゃね?
文:ベストカーWeb編集部/写真:ヒョンデ
■都会派のアイオニック5のイメージを覆す1台!
XRTが登場したのは海の向こうアメリカ。ジョージア州に誕生したヒョンデの新工場で作られるアイオニック5の2025年モデルとして、現地9月3日にヴェールを脱いだ。
このXRTだが、実に魅力的なモデルでアメリカ専用としておくのは実に惜しい。
たとえばエクステリア。デジタル迷彩を施した前後バンパーにウインドウトリムやテールスポイラーなど各部にブラックの差し色を入れ、あえて高偏平なオールテレーンタイヤ(235/60R18)を装着。足回りも専用品として車高を23mmアップしているのだ。
その結果、走破性も向上した。アプロ―チアングルは19.8度、デパーチャーアングルは30度。こいとは日産エクストレイルやトヨタRAV4に匹敵、あるいは凌ぐ数値だ。
EVとしての機能性、利便性も高まっている。ヒョンデ車としては初めてテスラの充電規格に対応したほか、バッテリー容量が84kWhまでアップしている。駆動方式はもちろんAWDだ。
【画像ギャラリー】たっぷり写真入れました!オフロードもガンガンいけるXRTをたっぷり見て!(143枚)画像ギャラリー■ヒョンデよ、日本にも入れてちょうだい!
インテリアも新しくなった。インターフェースが見直され、必要に応じて物理スイッチが復活しているほか、ステアリングホイールもリデザインされた。あえてセンターコンソールを作ったのは、太ももによるホールド性を確保するためで、Nと同じ発想だ。
アイオニック5の2025年モデルは、モデル全体で安全性も見直しており、ボディや前後ドア、Bピラーを強化して側面衝突保護性能が高まったという。北米生産となったことで北米のIRA(インフレ抑制法)の対象ともなり、3750ドル(約54万円)の補助金が受けられる。
BYDの躍進のせいか、このところ勢いに欠けるヒョンデだが、Nに続いてこのXRTを発売すれば、日本でも大きな話題を生み出せるはず。アイオニック5自体は魅力的なEVなので、捲土重来を期待したい。
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