【現代に蘇ったVWデューンバギーに試乗!!】EVで市販の可能性あり!

砂浜に入ってもボディはミシリともいわない!

砂浜も走れるドアも屋根もない外観はデューンバギーならではのスタイルだが、本来このテのクルマは家とビーチを行き来するために使われていた。アメリカのみならず、南仏などでもフィアットのチンクエチェントなどを使った同様の目的のクルマはあった
砂浜も走れるドアも屋根もない外観はデューンバギーならではのスタイルだが、本来このテのクルマは家とビーチを行き来するために使われていた。アメリカのみならず、南仏などでもフィアットのチンクエチェントなどを使った同様の目的のクルマはあった

 試乗の行われたペブルビーチの天候は薄曇りだったが、走り出すと、周りに何もない爽快感は格別である。

 また非常に強固なバッテリープラットフォームの上に構築されたボディは、これまでに乗ったどんなオープンモデルよりもがっしりとしており、砂地に入ってもミシリともいわない。

 もっともガタピシの原因となるドアやボンネットなどが存在しないのだから当たり前といえなくはない。

 一方、速度を上げて走るとシンプルなウィンドシールド周辺からは走行風がなだれ込んでくるが、それを気にしないほどの楽しさが身体を包んでいる。

 海岸沿いの17マイルドライブを走ると周辺のサーファーやギャラリーは盛んに「いいね」サインを送ってくれた。

 VWのチーフデザイナー、クラウスビショッフはVWのデザインポリシーであるシンプル&グッドバランスはこのバギーで端的に表現されていると語ると同時に「実はシンプルだが、面白いルーフのアイデアがある」と加えた。

 VWは公式には、このID.BUGGYはコンセプトモデルといっているが、デザイナーの話から量産の可能性がまったくないわけではないことがわかった。

 しかもその際にはフロントに150kWの電気モーターを加えて4WDにすることも考えられるという。こうした柔軟性はMEBというシンプルなコモンモジュールを持ったBEVの大きな利点でもあるのだ。

こちらは本物のメイヤーズ・マンクスバギー
こちらは本物のメイヤーズ・マンクスバギー
このブルース・メイヤーさんが1960年代半ばに考案したのがメイヤーズ・マンクスバギー。メイヤーさんは現在95歳
このブルース・メイヤーさんが1960年代半ばに考案したのがメイヤーズ・マンクスバギー。メイヤーさんは現在95歳

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