■ダイハツ トール
●3兄弟合わせて大ヒットモデル。みんなが望んだハイトカー!
■主要諸元:全長3725×全幅1670×全高1735mm。直3DOHC、996cc、98ps/14.3kgm。JC08モード燃費21.8km/L
■価格(トール):149万500~204万6000円
●トールの〇なところ
・後席を畳み、床のシートを反転させると汚れ防止にもなる
・短いボディと優れた小回り性能により車庫入れも簡単
・全長が短いのに後席の足元空間はタップリ広い
●トールの×なところ
・車両重量のわりにエンジンの性能が乏しくノイズも耳障り
・走行安定性と乗り心地は軽自動車のタントよりも悪い
●取り回しがいい超実用車
トールは全高が1700mmを超える背の高いコンパクトカー。トヨタのタンク/ルーミーの登録台数も加えると、1カ月平均で1万6000台以上を販売し、プリウスやノートを上回る相当な人気車だ。
登録台数はタンク/ルーミーが多いが、今回の取材では開発と製造を行うダイハツブランドのトールを試乗してみた。
トールはダイハツが持っている軽自動車のノウハウを投入して開発された。空間効率が優れ、全長は3700mm(カスタムは3725mm)と短いが、車内は広い。
後席の足元空間にも余裕があり、後席を畳むと自転車も積める広い荷室になる。
後席を畳んだ状態で床のシートを反転させると、汚れ防止の加工が施されているので自転車などを運んだ後、簡単に清掃できる。
ボディがコンパクトだから、最小回転半径は4.6~4.7mに収まる。スタイルは水平基調だから、ボディの四隅もわかりやすい。
サイドウィンドウの下端が低めだから、視界も前後左右ともに良好だ。運転のしやすさと優れた実用性を両立させたことが大ヒットの要因だろう。
しかし動力性能、走行安定性、乗り心地、後席の座り心地には不満があり、今後改善すべき。その暁にはさらに優れたコンパクトカーになる。
■ダイハツ タント
●8月の軽販売“ほぼ1位”。新開発DNGAプラットフォームがキモ!
■主要諸元:全長3395×全幅1475×全高1755mm。直3DOHC、658cc、64ps/10.2kgm。WLTCモード燃費20.0km/L
■価格:124万3000~190万8500円
●タントの〇なところ
・プラットフォームの刷新で高重心のわりに安定性がいい
・左側のドアを前後ともに開くと開口幅が大きく広がる
・運転席を後方にスライドさせると車内の移動も簡単!
●タントの×なところ
・路上の大きなデコボコでは大きめの突き上げ感が発生
・チルトステアリングなどは現行型ではオプション設定
●目玉はロングスライドシート!
タントはスーパーハイトワゴン軽自動車の先駆的な存在。2003年に初代タントが発売されて人気車になり、ライバルが追随した。
背の高い軽自動車だから車内が広く、後席を畳めば自転車も積める。そのうえでタントは、左側のピラーをスライドドアに内蔵したから、前後のドアを開くと開口幅が1490mmに達する。
ベビーカーを持って車内に入ることも可能。これが最大の武器。
助手席を前方に寄せると左後席の足元空間が大幅に広がり、子供をチャイルドシートに座らせる作業もしやすい。
現行型の大きな魅力は運転席のスライド量を拡大したこと。後席へかなり近づけるから、後席の乳児などの対応もすぐにでき、乗る際、運転席へ移動しやすくなる。
ワイドに開く左側の開口部と、運転席のロングスライドシートにより、車内の移動と過ごし方がかなり快適になったわけだ。
●座り&乗り心地を向上
先代型の欠点潰しも現行型の特徴。先代の座面の柔軟性が乏しい後席を見直し、新型は座り心地を向上させた。
走行性能では、先代型は操舵に対する反応が鈍く、峠道ではカーブで曲がりにくかった。そこで現行型はプラットフォームを刷新して、高重心のボディでも自然に曲がれる。
装備では緊急自動ブレーキ、サイド&カーテンエアバッグ、フルLEDヘッドランプが全車に標準装着され、充実度を高めた。
ただしかぎられた価格でこれらの装備を優先して装着したから、チルトステアリングと運転席の上下調節機能は、従来の標準装着からオプションに変更された。
ライバル競争が激しいカテゴリーだけに人気の装備を割安に標準装着しないと販売合戦で負ける。装備と価格のバランス面でやや苦労している感がある。
コメント
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