【名門ブルーバード後継セダン一新!!】新型セントラ発表で日本版シルフィはどうなる??


ティアナ終売で日産のセダンは4車種に

2019年内に生産終了となるティアナ。セフィーロの後継車となる大型セダンで、車格としてはシルフィよりワンランク大きい

 また、今の日産では、セダンの品ぞろえが乏しい。ティアナは近々販売を終えるので、シルフィ、スカイライン、フーガ、シーマの4車種だ。

 スカイラインは先ごろ規模の大きな改良を行い、運転支援機能のプロパイロット2.0を採用して、新しいV型6気筒3Lツインターボエンジンも搭載した。ただし価格が430万円以上と高い。フーガとシーマは基本設計が古く、価格はさらに上まわる。

 そうなるとセダンの購入を希望するユーザーにとって、今の日産は選びにくい。これは惜しいことだろう。もともと日産は、ブルーバード、プリメーラ、パルサーなど、コンパクト&ミドルサイズのスポーティセダンを豊富にそろえていたからだ。

 日産のブランドイメージはセダンと相性が良いのに、肝心の魅力的な商品はスカイラインに限られ、もったいない状態になっている。

名門ブルーバードの系譜引くシルフィが日産の窮地を救う鍵に

1967年発売のブルーバード(510型)。日産車ではノートが2018年度販売台数の首位を獲得したが、これは50年前の同ブルーバード以来のこと。その後、ブルーバードシルフィ、シルフィと系譜を繋ぐ

 今の日産は、20年前と同様の苦境に立たされている。

 業績は悪化して、元会長は逮捕され、社長も交代した。この混乱の中で、日産内部からは「これからは今まで冷遇してきた国内市場を見直すべき」という声も聞かれる。

 その国内に向けた戦略の一貫として、新型シルフィ&セントラを導入すると良い。もともとシルフィはブルーバードの後継としてスタートしたから、日本における車名をブルーバードに戻す手もある。

 エンブレムをインフィニティから日産に戻したスカイラインと併せて、日産が培った走りの伝統を未来に伝える商品に位置付けたい。低重心で高剛性のボディを備えるセダンは、この役割に最適だ。

 スカイラインやシルフィのようなセダンは、大量に販売できる商品ではない。しかし、優れた空間効率や価格の割安感が求められるミニバンやコンパクトカーと違って、デザインや走りの魅力を表現しやすい。これは日産ブランドの発信と同じ意味を持つ。

 苦境に立たされている時だからこそ、日産の想いを託せるセダンが大切だ。スカイラインとブルーバードが日産を救う、そんなドラマを見せて欲しい!

【画像ギャラリー】ここまで違う!! 生まれ変わった新型セントラ&シルフィの気になる内外装