■相場250万~300万円で手が届く中古輸入車コース
「250万から300万円もの予算があれば天下を取ったも同然!」というのはさすがにオーバートークだが、まずまずの“上級国民感”を放つ輸入車も検討対象に入ってくるのがこのゾーンだ。
例えばランドローバーの先代レンジローバーイヴォーク。
●先代レンジローバーイヴォーク(相場:270万~300万円)
大ぶりなレンジローバーほどの富豪感はさすがにないが、「世田谷か目黒あたりで特に不自由ない暮らしをしている人」ぐらいのイメージは確実にあるプレミアムSUV。実際乗ってみてもなかなか素晴らしいクルマだ。
相場はベースグレードに相当する「ピュア」が260万円~で、上級グレードの「プレステージ」が280万円~といったところ。
現行型と区別がつきにくいデザインであるという点も、中古車としては地味に嬉しいポイント。
■先代BMW X3なら後期。“アッパー気分”な毎日を
同じく人気のプレミアムSUVなら、BMW X3を探してみるのもいい。
2017年10月デビューの現行X3はまだ中古車でも450万円以上となっているが、先代の後期(2014年6月以降)であれば、走行2万~3万km台の物件であっても約280万円から。
●先代BMW X3後期(相場:280万~300万円)
特に2016年7月以降の最終型、「ネバダレザーシート」や「レーンチェンジウォーニング」などが標準装備となった世代が300万円以下で見つかったならば“即買い”を推奨したい。
■280万円でイタリアの風を感じる手もある!
オープン2シーターでも構わないのであれば、イタリアのアバルト124スパイダーも注目に値するだろう。
1960年代に多くのカーガイを魅了した「124スパイダー」のオマージュとして現代に蘇ったモデル。
●アバルト124スパイダー(相場:280万~300万円)
マツダロードスターのアーキテクチャーをベースとしているものの、スタイリングとパワートレーン、室内装備・材料、サスペンションなどはフィアット・クライスラーが独自開発した魅惑のモデルだ。
これの中古車相場は今、おおむね280万円からといったところ。市場にある中古車のほとんどが走行1万km台から2万km台程度の低走行物件。こちらも買いの一台だ。
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手が届いた瞬間、「憧れ」は「現実」になる。いいクルマ選びを!
【番外コラム】実は…相場100万円以下にも目玉モデルあり!
注目は、シトロエンDS3。プレミアムコンパクトといわれるジャンルのフランス車で、デザイン性の高さとシュアな走りは一級品。
途中登場した5速セミATはやや微妙だが、定番の4速ATはおすすめできる。相場は60万~90万円といったところ。
また、先代ボルボV60の前期型も、走行5万km台までの物件が同じく60万~90万円付近で豊富に見つかる。
1.6L直噴ターボとDCTの組み合わせによる走りは痛快で、フロントシートの作りも絶品。状態のいい中古車が見つかったならば絶対の買い。これら2モデル、見逃せない!
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