【かつて危険の代名詞…今は?】最新軽自動車の安全装備 案外ある機能差と性能差

ダイハツタント

新車価格:124万3000~197万4500円

2019年6月にデビューしたタント。世界初技術、軽自動車初技術満載で登場。安全装備もスマアシ、スマアシプラスの2段階で展開しニーズに応えている

 ダイハツの先進安全装備は「スマアシ」の名前で呼ばれています。基本的な安全装備の10項目が「スマートアシスト」、その上の装備の5項目が「スマートアシストプラス」と呼ばれます。

 タントのLグレードにはスマートアシスト非装着車が用意されます。タントLグレードスマートアシスト非装着車がすべての装備が省略されるわけでなく、一部の装備(といってもサイドビューランプのみ)が標準となります。

 タント(除くスマートアシスト非装着車)に採用される「スマアシ」は以下となります。

※薄橙色:突軽減ブレーキ、水色:ペダル踏み間違い時加速抑制装置、薄緑色:車線逸脱警報関連装置、黄色:ACC、茶色:先進ライト、灰色:そのほか

「スマートアシストプラス」に分類される項目は以下となります。

※薄橙色:突軽減ブレーキ、水色:ペダル踏み間違い時加速抑制装置、薄緑色:車線逸脱警報関連装置、黄色:ACC、茶色:先進ライト、灰色:そのほか

「スマートアシストプラス」のうち、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)とレーンキープコントロール(LKC)はタントXターボとタントカスタムRSにのみオプションとして設定。

 スマートパノラマパーキングアシストとパノラマモニターはタントL(スマートアシスト非装着車を含む)とカスタムLを除きオプション、サイドビューランプは全車標準となります。

タントの衝突軽減ブレーキは、現在では軽自動車でスタンダードとなっている車両、人の両方を検知するタイプとなっている

 衝突回避支援ブレーキ機能とアダプティブクルーズコントロールは同じセンサーを使うものの、上級モデルにのみアダプティブクルーズコントロールがオプションとなっています。

 ダイハツの思想としては、安全装備は標準化するものの、快適装備はオプションとして少しでも価格に反映させようというものなのでしょう。

 衝突回避支援ブレーキ機能は車両と歩行者に対応、アダプティブクルーズコントロールは全車速対応となっていますが、パーキングブレーキが機械式のため渋滞時で一旦停止した後はふたたび発進してしまいますので、フットブレーキの操作が必要です。

スマートアシストプラスのACCは全車速追従機能付きの高性能バージョンとなり、疲労軽減に絶大な効果を発揮し、安全性の向上につながる

スズキハスラー

新車価格:136万5100~174万6800円

2019年12月にデビューしたハスラー。スズキの軽自動車では初となる全車速追従機能付きACCをはじめ最新の安全装備が与えられている

 スズキの最新モデルはハスラーです。2019年の東京モーターショーにコンセプトモデルとして展示、2020年1月に市販モデルとして発表されました。

 スズキの先進安全装備は「セーフティサポート」の名で展開されています。ハスラーのパワーユニットは全車がマイルドハイブリッド機構を採用します。

 エンジンは自然吸気とターボがあり、それぞれに上級のXと標準のGが設定されています。自然吸気のGにはセーフティサポート非装着車が設定されています。

ハスラーの先進安全装備は以下のとおりです。

※薄橙色:突軽減ブレーキ、水色:ペダル踏み間違い時加速抑制装置、薄緑色:車線逸脱警報関連装置、黄色:ACC、茶色:先進ライト、灰色:そのほか

 デュアルカメラブレーキサポートというのが衝突軽減ブレーキのことです。その名のとおり、2つカメラを使うシステムとなっています。対象となるのはクルマと歩行者で、自転車には対応していません。

 アダプティブクルーズコントロールは全車速対応で、渋滞時などの停止時には自車も完全停止しますが、約2秒で保持を解除しますので、停止し続けるにはフットブレーキを踏む必要があります。

新型ハスラーも他メーカーの軽自動車同様に、車両と人の両方を検知できる衝突軽減ブレーキを採用している

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