【インプレッサ カローラスポーツ マツダ3】 超白熱のカテゴリー!!! 国産Cセグハッチバック王座決定戦

■想像を超えたSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)の進化

 市街地を抜けて首都高速に乗る。ここでインプレッサの乗り出しの気持ちよさをようやく説明できるようになる。

 サスペンションがソフトになっており、確かにマンホールや路面補修の継ぎ目を通過しても以前のようなガサツな振動や突き上げを感じない。

 これはあとで主査の布目氏に確認したところ、主な改良はプラットフォームのポイントポイントの補強なのだという。

 ボクは個人的にSGPを高く評価していて、剛性面でやることはないと感じていたのだがまだまだやることはあったのね、ということ。

 車体がしっかりしたからサスペンションがしっかり仕事(動く)するようになったのだ。

同カテゴリーでもインプレッサスポーツとマツダ3ファストバックはまったく違う個性の走りを見せる

 特にホイールトラベルの初期に余裕が生まれた感じで、ロールさせるようなコーナリングではこれまでどおりのしっかりとした剛性感があるからスバリストの方、ご安心を。

 この乗り心地、マツダ3はやや硬めで低速では嫌味はないが、路面のアンギュレーション(傾斜)をしっかり感じるリアル派。カローラスポーツはインプレッサよりもホイールトラベルが大きく市街地レベルの乗り心地は1番。

 続いて首都高に入る。ここでモノを言うのはまず加速。

 カローラスポーツは市街地での発進加速で電動モーターの強みがありスッキリしていたが、速度が乗る高速域でほかの2車ほど力強さは感じず、マツダ3とインプレッサの自然吸気2Lのレスポンスのよさと加速力に押され気味。

 で、高速で速度が乗ると気になるのが室内静粛性。路面にもよるが、マツダ3は減衰節を採用している効果なのか?

 ロードノイズの高周波域がよく抑えられ、耳障りなノイズ感が低い。次いでカローラスポーツ、そしてインプレッサ。はい、インプレッサの次の課題はロードノイズだ。

■運転支援を比較

 さて、高速では運転支援を試そう。特にインプレッサは「アイサイトTA」が装備されたのだ。都合のいいことに事故渋滞に遭遇。ステアリング上のスイッチをONにして速度設定スイッチで設定する。全車速域対応だ。

 渋滞停止時の前車との車間もちょうどよく、停止する時のブレーキのかけ方も自然で早すぎず遅すぎず。安心して任せられる。

 また、通常巡行中のLKA(車線内中央維持機能)も非常に優れている。アイサイトはミリ波レーダーを使わず、ステレオカメラのみによるACC(前車追従)とLKAのコントロールだが、明らかにカメラの補捉域が広く車線を見失わないので途切れない。

 この点、カローラスポーツも同等のコントロールだが片方の車線が読み取れないことが多く、確かにインプレッサのほうが途切れない。

 マツダ3はACCが全車速対応だがLKAは60km/hまでの渋滞対応に限定されている。ここではインプレッサに軍配!

 ではハンドリングだ。サスペンションが動くようになったインプレッサはこれまでより安定性を増した。日本中どこを走ってもガラス面のような路面はなく、常に路面は変化する。つまり、サスペンションの路面吸収率が上がったことで外乱に対する4輪の接地度合いが上がり、加えてAWDによるトルク分散で安心・安定感が向上。

マイチェンで進化したインプレッサスポーツのアイサイトツーリングアシストを試す松田氏。通常走行中のLKA(レーンキープアシスト=車線内中央維持機能)もステレオカメラのみながら、そのカメラの補捉感が非常に優れていたと高く評価

 レーシングドライバー的には、よりコーナーへも気持ちよく飛び込めるようになった。その意味でスパっとステアリングを切り込めるのはマツダ3。

 操舵してからのダイレクト感が高いのでマツダの理想とするコントロール感があり、乗せられている感が少ない。カローラスポーツはこの点、ある程度ロールを許容するが尖っていないので誰でもOK! 的な間口が広いハンドリングだ。

次ページは : ■インプレッサSTIスポーツ試作車にも試乗

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