【インプレッサ カローラスポーツ マツダ3】 超白熱のカテゴリー!!! 国産Cセグハッチバック王座決定戦

■インプレッサSTIスポーツ試作車にも試乗

 ところで、今後のデビューが予想されるインプレッサSTIスポーツの試作車にクローズドコースで試乗してみた。サスペンションに無駄な動きがなく、低速域でもしっかりとホイールトラベルしている。

 電動パワステはそのままだというが、明らかにステアリングが重い。つまり、接地性が向上しているのだ。以前、辰己英治氏が開発したレガシィtSを思い出した。あの時よりもサスペンションは硬いが、ハンドリングの質感がtSなのだ。

WRX並みの応答を持ったこのクルマが「インプレッサSTIスポーツ」として2020年にもいよいよ登場か?

■松田氏の軍配はインプレッサに!

 結論! 今回はインプレッサの優勝。アイサイトTAの性能の高さ。乗り心地とハンドリングの安定感。運転のしやすさを評価しました。ただ一点、気になるのは燃費だけ。

松田秀士による3車の採点表 ※ADAS=先進運転支援システム
今回試乗した各モデルの諸元表

【番外コラム】XV改良モデルに試乗してみた

〈REPORT/永田恵一〉

 インプレッサの最低地上高を上げるなどしてクロスオーバー化したXVは、現在インプレッサシリーズにおける重要な柱に成長しているモデルである。

 今回の大幅改良でスバル車においてちょっと気になるアプライドがD型になったインプレッサに対し、XVは現行モデル同士だと約半年遅れの登場ということもあり、今回の改良でC型となった。

 C型になったXVの改良ポイントは、

・2L NAが2018年に追加された2L NA+小型モーターのハイブリッドとなるe-BOXERに統一されたこと(e-BOXERの追加後はXVにおけるe-BOXERの比率が50%程度まで上がっていたという)
・インプレッサ同様にアイサイトがツーリングアシストに昇格
・雪道や悪路でのトラクション性能を高める「X-MODE」はSNOW・DIRTとDEEP SNOW・MUDが選択可能になった
・若干の内外装の変更と装備内容の充実

と、明確なデザイン変更やサスペンションの改良があったインプレッサに比べると変わった部分は少ない。

 e-BOXERを搭載する最上級グレードのAdvanceに試乗したところ、オンロードで乗ったかぎりはツーリングアシストとなったアイサイトの進化以外、発表どおり改良前からの違いは特に感じられなかった。

 しかし、久々にXVに乗るとXVがほとんど失う要素なく、悪路走破性や乗降性の向上などが得られる魅力あるクルマなのが再認識できた。それだけにインプレッサの特に4WDを買うならXVも選択肢に入れることも薦めたい。

XV改良モデルのe-BOXERの走り自体は改良前と変わらず。居住性もCセグSUV車としては標準以上のレベルを誇る

【画像ギャラリー】インプレッサスポーツ カローラ マツダ3 そしてXV!!! 人気・実力ともに折り紙つきの4台をギャラリーでチェック!!!!

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