10月15日に一部改良が行われたジムニー&ジムニーシエラ。その変更内容と、大幅にパワーアップしている純正アクセサリーについて紹介していこう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:スズキ、ベストカーWeb編集部
よく見るとフロントバンパー回りが変わっていた!
まずは5型となった、ジムニー&ジムニーシエラの変更内容について。衝突軽減ブレーキが「デュアルセンサーブレーキサポートII」にアップデートし、アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付きは4AT車、5MT車は30km/h以上)を追加したほか、後方発進抑制機能を4AT車に装備。
そのほか、大きいところでは、スズキコネクト対応のバックアイカメラ付きの9インチディスプレイオーディオがメーカーオプション(12万8700円)に設定されたことだ。
価格は、これまで5MTと4ATで約10万円の差があったが、今回から同価格となった。価格アップは、ジムニーが15万8400~26万5100円。ジムニーシエラが21万100~30万9100円。安全装備の標準化と原材料費高騰分が上乗せされた形だ。
と、ここまでがメーカーのリリースに書かれていたこと(価格アップ以外)なのだが、カタログを見ていて「おや? 変わってる」と気付いたところがあったので紹介していこう。
エクステリアは、ジムニー、ジムニーシエラともにACCと衝突被害軽減ブレーキ用のミリ波レーダーがフロントバンパー中央に装着され、コーナーセンサーもフロントバンパーに4ヵ所装着された。
2024年4月に登場した4型では、リアパーキングセンサーが標準装備され、リアバンパーに超音波センサーが装着されたが、それに続く、安全性能の強化である。さらによく見ないとわからないが、グリル内のハニカムグリルが、ルーバー付きのタイプに変わっていた。
これは、一見すると大したことがないと思うかもしれないが、ジムニーのカスタム界ではざわついた出来事だったようだ。なぜかというと、ショップでカスタムしたバンパーはそのまま付けることができず、しっかりミリ波レーダーとセンサーの位置や角度をしっかり合わせないとダメだからだ。
ジムニーカスタムのアピオさんに聞いてみたが、5型が納車され次第、検証し、5型対応のフロントバンパーを出していきたい、とのことだった。
インテリアではガソリンメーターの一部や中央のマルチインフォメーションディスプレイが、従来のオレンジ色の単色液晶から、ホワイトやレッドを使ったカラー液晶に変更されている。
アクセサリーも変更、追加されていた! ブラックパーツが充実!
5型ジムニー&ジムニーシエラ登場に合わせて、純正オプションの純正アクセサリーも大幅にパワーアップ。追加されたパーツ類は以下の通り。
・フロントグリルはダークグレーメタに加え、ブラックが追加
・グリル中央のスズキ(S)エンブレムにブラックが追加
・XCグレード標準アルミホイールにブラック塗装が追加
・XG、XLグレード向けの鉄チンホイールに、マットブラック塗装が追加
・サイドボディモール/サイドアンダーガーニッシュが新たにブラック塗装のタイプが追加
・新デザインのルーフラックが追加(耐荷重10kg)
・新デザインのハードタイプのスペアタイヤカバーが追加
・ベージュの本革調シートカバー追加








コメント
コメントの使い方4型までのほぼ全ての前後カスタム外装がつかなくなる訳ですから、車はいじってナンボ、の人にはショックな変更ですね。
最近は減ってはきたのもの、日本人は純正ママを是とする層もいるので、そういった人が買って販売数は維持されると思いますが
中古を狙っている人は、できることが丸っきり変わるので、慎重に調べなければいけない車種となりました。