【国産車? それとも輸入車!??】波乱万丈!! 国産メーカーが販売した異色の輸入車たち


ランチアテーマ(マツダ)

フェラーリ308のエンジンをディチューンして搭載したランチアテーマ8.32は高級感満点だったが、トラブルが多く販売店も苦労が絶えなかった

 マツダはバブル期にその後大ピンチに陥る大きな引き金となったマツダ店、スポーティなアンフィニ店(旧マツダオート店)、プレミアムなユーノス店、カジュアルなオートザム店、フォードも売るオートラマ店という5チャンネル制を敷くという大勝負に出た。

 まったく新しいディーラーだったユーノス店とオートザム店は、ユーノス店がロードスターとコスモ、オートザム店はスズキアルトをベースに別の内外装を持つキャロルやコンパクト4ドアセダンのレビューといった顔となるクルマはあったものの、それ以外は既存のマツダ車のバッジ違いばかりで売る商品が足りなかった。

オートザム店ではテーマ、日本で大人気だったランチアデルタインテグラーレ(写真)のほか、ランチアデドラ&プリズマ、アウトビアンキY10を扱っていた

 という事情もあってユーノス店ではシトロエン、オートザム店ではランチアを販売していた。

 4ドアセダンでフェラーリエンジンを積んだ8.32もあった気品あるテーマ、WRCの名声を持つデルタといったランチアの販売拠点がオートザム店により劇的に増えたというのは確かに歓迎すべきことだった。

 しかしユーノス店でシトロエンというのは何となく納得できるところもあるが、オートザム店でランチアを売るというのは不似合いというか言ってしまえばメチャクチャな話でもある。

 さらに当時のランチアは夏場のオーバーヒートなどデリケートなクルマで、整備も日本車のようにとはいかないクルマだったのもあり、経営母体が輸入車に明るいところでない限りちゃんと扱えたのか今になると不安だ。

 ただユーノス店のシトロエン、オートザム店のランチアともに1990年代後半までと、商品がマニアックなものだったのことを考えれば思ったよりも販売が長く続いた点は若干評価できる。

ユーノス店ではシトロエン車を販売。写真はXMで今も昔もシトロエンは個性的。販売を終了する時にはシトロエンの在庫車を200万円引きということもあった

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