ボルボが日本で売れている理由とは? かつて「安全なワゴン」から「お洒落な高級車」へ

電動化に新たな活路を見出す

 Dセグメントのセダン/ワゴンであるS60/V60も評価は上々だ。こちらも新世代ボルボデザインをはじめ、スポーティな走行性能とその完成度が高く評価されている。

 販売戦略においては、S60については選択肢がめっきり少なくなった日本車のラージセダンからの代替え需要を狙うことを明言している。

S60は現在ボルボの日本でのラインナップで唯一のセダン。セダン受難と言われているが、日本車のセダンオーナーの乗り換えもかなりいる模様

 日本向けのV60には設定ないT4をS60には設定して価格を抑え、日本車と大差ない価格帯から選べるようにしたのもその一環だ。

 なお、ハッチバックのV40は、同カテゴリーのSUV人気が高いことを受けて廃止の方針とされた。

 こうして高く評価されているボルボが、いま大いに力を注いでいるのが電動化だ。

 この先、ボルボぐらいの規模の自動車メーカーが生き残っていくのはますます難しい時代を迎えそうだが、ボルボならきっと新しい何かを見せてくれることに違いない。

ボルボ初のフル電動パワーユニットを搭載したXC40リチャージ。ボルボは2025年までに世界販売の50%をEVにすると宣言。日本への導入は未定

【ボルボの日本でのラインナップ&価格帯】
■SUV
・XC40:396万2037~569万3519円
・XC60:625万3704~722万1297円
・XC90:813万7963~1359万円

■ワゴン
・V40:304万5370~421万6667円
・V60:514万~779万円
・V90:694万~994万円

■クロスカントリー
・V40クロスカントリー:360万5556~467万5000円
・V60クロスカントリー:564万~664万円
・V90クロスカントリー:724万~814万円

■セダン
・S60:489万~919万円

【画像ギャラリー】日本導入が待ち遠しい!! XC40リチャージはボルボ初のフル電動車として大注目!!

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