2025~2026年の冬は暖冬なのか? それとも真冬らしい寒さが続くのか。予報によれば、2月4日の立春を境に日差しに温もりが混じるとされている。しかし、日中の気温は変わり始めても、朝夕で冷え切った車内は簡単に追いつかない。暖房を入れると快適さは増すが、燃費や電費への影響が気になる人もいる。
文:ベストカーWeb編集部/Adobe Stock
【画像ギャラリー】2026年立春前後の暖房操作! 燃費と電費が揺れる境目!(3枚)画像ギャラリー立春からは、やや気温も上昇?
2026年1月下旬の寒波で、全国的にようやく真冬らしい寒さが続いていた。ただ、その寒さもどうやら4日の立春以降は、東京や名古屋、大阪、福岡では気温が11℃から14℃くらいまで上がり、日差しに温もりを感じられそうだ。
ただ、外の印象が変わっても、それは日中のお話。朝に乗り込んだ直後の車内が冷たいままなのは変わらないだろう。ここで暖房をどう扱うかが、快適さだけでなく燃費や電費の動き方にもつながってくる。
2026年2月初めは、真冬の寒さが残る一方で、日差しにわずかな変化を感じる天候が続く模様。と、なれば、外気温は低く、走り出した直後の車内は冷え切ったままという状況も想定できる。エンジン車であれ電動車であれ、暖房を使わなければ快適な環境にはなりにくいのが実情だ。
ただ、暖房操作が車両の状態や消費エネルギーに影響を与える仕組みは、車種によって大きく異なってくる。まずは、暖房の基本的な成り立ちを押さえてみよう。
勘違いされがちなのが、エアコンと暖房の関係。実は、クルマの場合、暖房を使いたいからといって、エアコンスイッチをオンにする必要はない。エンジン車では、走行中に発生したエンジンの熱で冷却水が温まり、その熱を利用して車内を暖めているからだ。暖房のために新たに燃料を使っているわけではない。
となると、燃費への影響はほぼないと見ていいだろう
なぜEVやハイブリッド車の暖房は燃費に影響するのか
だが、EVやハイブリッド車は少なからず影響があるとされている。
EVは、電気抵抗の大きな素材に電流を流すことで、電気を熱に換えるPTCヒーターと言われるものが一般的。また家庭用エアコンと同様のヒートポンプ式の暖房装置を備えるクルマもあり、ヒートポンプから温風を出すことでバッテリーの消耗も早まるとされている。
ハイブリッド車でも、暖房装置がヒートポンプ式ではない場合はエンジンの熱を利用するものの、バッテリーが十分に充電されていれば、燃費優先で内燃機関のエンジンが止まってしまう場合がある。また、低速走行や停車中もエンジンが停止されていることがある。こうなると暖房は使えない。
一方、温風が必要なときは、本来止まっていられるはずのエンジンを始動させなければならず、これが燃費に影響してしまう。なおかつ、ヒートポンプ式の暖房装置を持つ場合は、エアコンを作動させる動力源としてエンジンが利用されるからなおのことだ。
要するに、EVやハイブリッド車の場合は、暖房を使用すると燃費が悪くなるおそれがあるのだ。
効率よく車内を暖めるには?
一方、車内を早く暖めたいからといって、始動直後から回転を高めに維持する走り方は、エンジンの負担が大きく、ダメージの原因にもなり、燃費低下や触媒温度不足による排気ガス浄化不足などの弊害まで発生するおそれもある。
また、寒冷地などではリモコンエンジンスターターなどで、外出前にエンジンを始動させ、暖房が効く状態にしてから乗り込む方法もあるが、首都圏でこれはより燃料の無駄遣いにつながってしまう。
実は、暖房自体をなるべく早く効かせる工夫としては、エアコンスイッチをオフにすること。そうすると、空気を冷やす行程が省かれるので、温風の温度が上がりやすくなる。走行しながらエンジンを暖め、室内の温度が上がるのを待つのが燃費にもクルマにも優しいだろう。
その間の寒さを我慢したくないという人は、ステアリングヒーターやシートヒーターを使うことをオススメする。
もちろん、エアコンスイッチをオフにする方法は窓が曇りやすいため、そうなった時はエアコンを入れて視界を確保することが重要だ。
また、エンジン始動後のどのタイミングで暖房スイッチを入れるかについてだが、ここで目安となるのは水温警告灯だ。始動直後は冷却水温が低いことを示すブルー(車種によってはグリーン)に点灯しているが、走り出して5~10分程度が経過すると水温が上がり表示が消える。それがスイッチオンの目安となる。
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