2020年のモータースポーツ界は、頂点のF1がオーストラリアでの開幕戦をフリー走行前の朝にキャンセルされるなど、現在のところ中止や延期が相次いでおり、レース開催のめどが立っていない。
国内のトップカテゴリーであるスーパーGTやスーパーフォーミュラも先行きが見えない状況だ。
そうなるとレースの花でもあるレースクイーンにも会えないことになり、担当としては残念至極である。
そこで今回はモータースポーツを中心に活動するフォトジャーナリストで、レースクイーンにも詳しい松永和浩氏に、昨年取材したレースクイーンを紹介してもらうことにした。
きらびやかな彼女たちの写真を堪能していただき、サーキットに行った気分になっていただければ嬉しい限りだ。エアピットウォークを楽しもう!
文/写真:松永和浩
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■2019Moduloレースクイーンの愛らしさ
今回紹介する水瀬琴音ちゃんは2019年にModuloレースクイーンとしてデビューしました。
Moduloのレースクイーンと言えば2019年ではSUPER GTでGT300クラスの34号車Modulo KENWOOD NSX GT3とGT500クラスの64号車 Modulo EPSON NSX-GTの2台を担当します。
レースごとにシャッフルされて2名ずつが各車を担当します。
SUPER GTと言えばレースのスターティンググリッドにレーシングマシンがやってくる際に、レースクイーンがそのマシンのゼッケン番号の書いてあるグリッドボードを持ってスターティンググリッドでお迎えをするという独特のコンテンツがありますが、水瀬琴音ちゃんはこのグリッドボードをGT300クラスとGT500クラスで合計4回経験しています。
1シーズンでグリッドボードを4回というのは他のチームではめったにあるものではありません。それもデビューイヤーに4回も経験したのはかなりのレアケースと言えます。
その他にもピレリスーパー耐久シリーズ2019ではST-TCRクラスのModulo CIVIC TCRのレースクイーンも務め、ほぼ毎週サーキットで見かける存在となっていました。
■GOODRIDE日本レースクイーン大賞ファイナリスト
レースクイーンとしてのデビューイヤーである2019年は数々の賞を受賞した年でもありました。GOODRIDE日本レースクイーン大賞2019の新人部門でclicccar賞、そして日本一のレースクイーンを決めるGOODRIDE日本レースクイーン大賞の本賞でも最終選考の20名としてファイナリストという栄誉に輝いています。
水瀬琴音ちゃんはレースクイーンに憧れ、なんとレースクイーンになるために大学を辞めてこの業界に入ってきたという猛者。しかし彼女の雰囲気からはそんな猛者ぶりを感じることはありません。
趣味がお笑い鑑賞というだけあって彼女の雰囲気は芸人のオーラを纏っているかのようで、スーパー耐久のイベント広場で行われるレースクイーンステージでは漫才か? というようなチームアピールを繰り広げます。
余りに面白すぎて観客はおろか司会者や関係者も大爆笑の渦に引き込まれます。その代わり、彼女の後にステージでアピールする他のチームのレースクイーンはやりづらくて仕方がない、と漏らす場面もありました。
また彼女のキャラクターは食いしん坊で定着しつつあるようです。SNSなどで彼女がアップする写真の8割は何かを食べているところで、本人が一番好きだと豪語する唐揚げの写真がほとんどです。
松永和浩/主にモータースポーツ分野で活動する自動車系フォトジャーナリスト。電子書籍モータースポーツ誌「月刊AKIBA Spec」(ELECTRO IMAGING刊)発行人編集長も兼務。
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