ジムニー、カプチーノ、ビート…日本の誇る絶品軽自動車 「曲者」列伝

■ダイハツ リーザスパイダー(1991年)

 何を思ったかリーザの屋根を切って幌を(とりあえず)付け、なぜか2名乗車に変更した。ボディ剛性はユルユルでトランクもなく、当然ながらぜんぜん売れず。

●曲者度…★★★★★

■ダイハツ ミラX4R(1991年)

 モータースポーツ用ベース車として1991年に登場。ミラX4にクロスミッションとボールベアリング式ターボをブチ込み、内外装も簡素化。まさに“男のクルマ”。

●曲者度…★★★★★

【閑話休題】軽の世界の革命児たち

 65年におよぶ軽自動車の歴史において、「革命的」といえるほど軽自動車界隈に衝撃を与えたモデルを紹介する。

 まずは1987年登場の初代アルトワークス。搭載する550ccの3気筒DOHCターボは64psを発生。現在まで続く出力規制の発端となった。

初代アルトワークス(1987年)
初代アルトワークス(1987年)

 次は1993年デビューの初代ワゴンR。軽の弱点である車内の狭さを室内高を稼ぐ方向で突破。これも現在まで続くトールワゴンの流れを作ったエポックメイキング車だ。

初代ワゴンR(1993年)
初代ワゴンR(1993年)

 2003年デビューの初代タントも革命的軽自動車といえる。トールワゴンをさらに上回る室内高を与えたことで、軽=狭いの常識を完全に過去のものにした。エライ!

初代タント(2003年)
初代タント(2003年)

■マツダ オートザムAZ-1(1992年)

 ガルウイングドアとFRPの軽量ボディ、そしてミドシップレイアウトを伴って1992年に登場。スーパーカー消しゴムのような形だが、そのステアリングはスーパーカー以上にクイックで、クセが強かった。

●曲者度…★★★★★

■ダイハツ ミラRV-4(1992年)

 ミラTR-XX X4の最低地上高を上げてバンパーガードとアンダーガードなどを付けた、日本における「SUV風乗用車」の元祖として1992年に発売。売れなかったが、先見の明はあった。

●曲者度…★★★★☆

■スバル ヴィヴィオ T-Top(1993年)

「軽規格の4座オープンクーペ」という、よくわからないがとにかく空前絶後のクセ強モデル。ルーフは外してトランクに収容するタルガトップ方式。

●曲者度…★★★★★

次ページは : ■スバル 5代目サンバーディアスクラシック(1993年)

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!