■スバル 5代目サンバーディアスクラシック(1993年)
長崎のハウステンボス内で使うために作られたが、東京モーターショーへ出展したところ大好評となり市販。“レトロカー”の元祖だ。
●曲者度…★★★★☆
■ダイハツ ミゼットII(1996年)
ハイゼットトラックの駆動系などを流用した超ミニマムな1人乗り軽商用車。途中から2人乗りも追加されたが、その狭さを見るにつけ、つくづく「男とは乗りたくない」と感じさせた逸品。
●曲者度…★★★★★
■三菱 7代目ミニカタウンビーII(1997年)
7代目ミニカのレトロ風バージョン。だがレトロというより前から見ると「出目金」で、後ろから見ると深海魚のよう。これを見ると金魚すくいまたは釣りがしたくなる。
●曲者度…★★★★☆
■ホンダ 2代目Z(1998年)
「4WDのエンジン縦置きミドシップ!」というのは、なんとあのランボルギーニなどと同じだが、実際は四駆の軽トラからの流用。
●曲者度…★★★★★
■スズキ ツインハイブリッド(2003年)
「軽初のハイブリッド」として登場。とはいえ重い鉛蓄電池16個をシート後部に搭載しただけ。なんかもうすごい。発売からしばらくは改造車扱いだった。
●曲者度…★★★★★
■ダイハツ 2代目オプティ(1998年)
軽史上唯一、独立したトランクを持つノッチバック4ドアハードトップセダン。カッコいいかどうかはさておき、その偉業は讃えたい。
●曲者度…★★★★★
■スズキ keiスペシャル(1999年)
スズキKeiのSタイプにスポーティな専用内外装を与えた特装車。シリーズ唯一の2穴エアダクトが素敵だが、片方の穴はダミーだった。
●曲者度…★★★☆☆
■ケーターハム SEVEN160(2014年)
スポーツカーの“原点”といえるケーターハム セブンに、スズキ製の660cc直3ターボを搭載。黄色いナンバープレートが付く、れっきとした軽自動車だが、0-100km/h加速はわずか6.9秒!
●曲者度…★★★★★
* * *
■まとめ
スポーツカーあり、SUVあり、ピックアップトラックあり、オープンカーあり。軽自動車界には宝石のごときキラメキを放っていた曲者が多く存在していたことが、おわかりいただけたことだろう。軽自動車は日本の宝。今後も多くの曲者が生まれる土壌を残すベく、愛し続けてほしい。
【番外コラム】そして時代は令和 現代に生きる曲者軽自動車たち
どこか冷めた空気の漂う令和の現代にも、実は特徴アリアリの曲者は存在している。ここでは4台のみを紹介するが、N-BOX、タントといったスーパートール軽をさらに上回る全高を持つウェイクも、曲者の資格充分といえるだろう。次期型はないかもしれないが。
●S660…ビートの再来。当時のライバルが軒並み消えたことを考えると立派
●ジムニー…丸目のキュートさとゴリマッチョな悪路走破性が曲者マッチング
●コペンGR SPORT…ダイハツと同じ名前のままトヨタでも販売される。曲者じゃ!
●ムーヴ キャンバス…初音ミクがらみのオプションを用意して二次元厨を悩殺。やるな
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