1996年5月の初代誕生から、2026年で30周年を迎えたホンダ ステップワゴン。これを記念して、初代のレトロなロゴをリアにあしらって登場した「30周年特別仕様車」が人気だ。オラオラ顔のミニバンが全盛のなか、あえて初代へ回帰したような直線基調のデザインを採用する現行モデルの、今こそ見直したい「尖らない魅力」に迫る!
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】初代ステップワゴン スピーディーと見比べるとたしかに似てる……!(9枚)画像ギャラリー初代ロゴ復活でファンの心を狙い撃ち! 特別仕様車の贅沢すぎる装備内容
日本のファミリーカーの代名詞ともいえるステップワゴンが、2026年でついに生誕30周年。ホンダはこれに先駆け、2025年12月19日に特別な記念モデル「e:HEV エアー EX 30周年特別仕様車」と「e:HEV スパーダ 30周年特別仕様車」を発売した。
この特別仕様車最大の注目ポイントは、リアに配された初代ロゴをモチーフとした「30周年専用エンブレム」だ。1990年代を知る世代には懐かしく、若い世代にはレトロで新鮮に映る心憎い演出といえる。さらに車内にも専用タグがあしらわれ、ホンダのエンブレムであるHマークの背景色が特別仕様になるなど、オーナーの所有欲を満たす演出が満載だ。
もちろん、実用装備の充実ぶりも素晴らしい。マルチビューカメラシステムや後退出庫サポート、アダプティブドライビングビームといった先進安全装備を標準化。さらに、これからの季節に嬉しい2列目シートヒーターやLEDルームランプなども惜しみなく投入されている。
価格は「e:HEV エアー EX 30周年特別仕様車」が409万8600円、「e:HEV スパーダ 30周年特別仕様車」が415万9100円。これだけの特別装備と安全機能を備えながら、手の届きやすい現実的な価格設定に抑えたホンダの企業努力には脱帽だ。
他車とは一線を画すノイズレス設計! 家族ファーストを貫いた走りと居住空間
初代へのリスペクトは特別仕様車のロゴだけではない。現行の6代目ステップワゴン自体が、初代や2代目を彷彿とさせる原点回帰のスクエアフォルムを採用しているのだ。
ギラギラした巨大なグリルで威圧感を与えるライバル車が多いなか、ステップワゴンは極めてシンプル。だが、実車を前にすると全長4800mm、全幅1750mm、全高1840mmという堂々たる3ナンバーサイズで、抜群の存在感を放つ。
車内に乗り込むと、徹底的にノイズを排除した水平基調のインパネが広がる。これは視界を良くして運転しやすくするだけでなく、乗員の目線を安定させて乗り物酔いを防ぐという、乗車する人すべてに配慮した設計だ。
パワートレーンには、定評のある2Lのe:HEVを採用。モーターの最高出力は184ps、最大トルクは315Nmと力強く、ミニバンとは思えないほどスムーズで静かな走りを披露する。燃費性能(WLTCモード)も、エアー EXベースの特別仕様車で19.8km/L、スパーダベースで19.6km/Lと極めて優秀だ。
ギラギラしたトレンドに流されず、使う人の快適さと優しさを最優先に作り込まれたステップワゴン。この「あえて尖らない全方位の良さ」こそが、30年間にわたって愛され続けてきた本質であり、今また選びたくなる最大の理由なのだ。30周年の特別なこのクルマを相棒に、家族で新しい思い出を作りに出かけてみてはどうだろうか。
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