コペンGRを買うならどう買うべきか
クルマとしての評価はGRスポーツを好むユーザーにとっては、デザインの良さを買いとする声は多いようだが、売れ行きで分かるように絶対的な顧客層が少ないので、割高な分は標準車の方を選ぶ傾向があるようだ。
マニュアルとCVTでは半分ずつの割合で、走りを楽しみたいとの考え方から、他のモデルに比べるとマニュアル車の比率が高いといえる。
見積書を作成して納期を見ると6月上旬時点では9月初め以降であり、3ヶ月待ちとなっている。
人気が高いとかコロナ禍の影響ではなく、あまり受注台数が多くないので、ある程度購入希望台数がまとまった時点で生産するといった方法を取っているためである。
首都圏にあるネッツ店でGRスポーツCVT(238万円)を有料色のパールホワイト、Tコネクトナビ、ETC2.0ユニット、ドライブレコーダー、バックモニター、ボディコート、盗難防止機能付きナンバーフレームセット、フロアマットなど40万円弱のオプション&付属品をつけて弾いて貰うと法定、法定外費用を含めて302万円強と出た。
あと少しプラスすればヤリスのハイブリッドが買える値段になってしまう高額さだ。
値引きは総額から10万円程度とかなり渋めだ。ダイハツのコペンGRスポーツと比べれば、ダイハツの方が値引き幅は大きく買い得となる確率が高い。ただアフターケアはトヨタの方が万全だからこれをどう見るかである。
トヨタ営業担当の証言「値引きはダイハツ有利」
※証言:1首都圏カローラ店営業担当者
コペンGRスポーツは一定のファン層に守られ、根強い需要がある。標準車のコペン、軽自動車のスポーツタイプモデルからの代替えが目立つが、絶対的な台数が少ないので、希望者があれば対応するくらいで、あまり販売には力を入れているわけではない。
展示車や試乗用車といったデモカーも置いてないので、必要があれば近くのダイハツ店を紹介したりしている。値引き条件はダイハツ店の方がよいので、そちらで購入するように切り替えるお客さんもいる。
※証言:2首都圏ネッツ店営業担当者
あまり積極的に売り込みをしていないので、販売台数は限られる。受注がある程度貯まってから生産するシステムなので、納期は3ヶ月待ちとかなり長引いている。
トヨタの全系列店、ダイハツ店で同じモデルを扱っているが、同じ車種同士で競合することはあまりない。
営業マンの人柄やお客さんとの気のあいよう、タイミングなどによってどこの店舗で購入するか決まったりする。滅多に売れないので、あまり気を遣うこともないのが実情だ。
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