ベスパの人気グランツーリスモ「GTS 150」「GTS 300 SuperSport」、そしてクラシカルな「GTV 300」に2026年モデルが登場した。新色や専用グラフィックをまとい、ベスパらしい個性がさらに際立っている。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
【画像ギャラリー】ベスパGTS新色登場! 2026年モデルの魅力とは(30枚)画像ギャラリー新色だけじゃない! ベスパGTS/GTVが見せる「走り」と「個性」
ベスパといえば、ひと目でそれと分かる美しいスタイリングが大きな魅力だ。そんなベスパのなかでも、実用性とツーリング性能を兼ね備えた「GTSシリーズ」と、クラシカルな雰囲気を色濃く残す「GTV 300」に、2026年モデルが設定された。
今回のポイントは、新たなボディカラーとグラフィックだ。単なる色追加にとどまらず、それぞれのモデルが持つキャラクターをより明確にしている。
GTS 150は4色展開、スポーティなGTS 300 SuperSportには新色
まず「GTS 150」は、イノチェンテホワイトとパッショーネレッドを追加。既存のアボルジェンテベージュ、アマービレグリーンと合わせ、全4色から選べるようになった。
価格は64万9000円(税込)。155ccの水冷4ストローク単気筒エンジンを搭載し、最高出力15.6HP、最大トルク15Nmを発生する。トランスミッションはCVTで、車体はスチールモノコック。前後220mmディスクブレーキにはABSも備える。
さらに、スマートキーやフルLEDライトも採用。150kgという車両重量や6.5Lの燃料タンク容量を考えても、街乗りだけでなくツーリングまで視野に入れたモデルであることが分かる。
一方、よりスポーティなキャラクターを求めるなら「GTS 300 SuperSport」が面白い。
こちらは278ccの水冷4バルブ単気筒「HPE」を搭載し、最高出力23.8HP、最大トルク26Nmを発生。価格は90万2000円(税込)となる。
2026年モデルでは、マット塗装のトラボルジェンテグレーを新色として追加。イノチェンテホワイト、エクレッティコブルーと合わせた3色展開となった。
しかも、ブラック仕上げのパーツやグラファイトカラーのホイール、蛍光オレンジのアクセント、ダブルステッチを施したブラックシートなど、SuperSport専用のディテールが目を引く。ベスパというと優雅なスクーターを思い浮かべる人も多いが、このモデルはかなり精悍な方向性だ。
そしてもう1台が「GTV 300」である。
GTVは2006年の誕生以来、フロントフェンダー上にヘッドライトを配置する「ファロバッソ」スタイルを特徴としてきた。今回の2026年モデルでは、リベッレグリーンとアボルジェンテベージュをボディカラーに設定。価格は92万4000円(税込)だ。
GTV 300も278ccのHPEエンジンを搭載し、最高出力は23.8HP(16.5kW)、最大トルク26Nm。レーシングベスパを思わせるシングル風シートや、ボディカラーに合わせたリアシートフェアリングも特徴となっている。
興味深いのは、クラシカルな見た目でありながら二人乗り用として公道使用が認められている点だ。つまり、デザインを楽しむだけのモデルではなく、実用的なスクーターとしての側面もしっかり持っている。
今回の3モデルに共通するのは、「ベスパらしさ」を守りながら、選ぶ楽しさを広げていることだろう。GTS 150なら上品で扱いやすいキャラクター、GTS 300 SuperSportならスポーティさ、GTV 300ならクラシックな個性というように、同じベスパでも方向性はかなり違う。
1946年に誕生したベスパは、2026年で80周年を迎える。単なる移動手段ではなく、スタイルそのものを楽しむスクーターとして長い歴史を築いてきたブランドだけに、今回の新色追加も「色が増えただけ」と見るのは少々もったいない。
バイク選びで性能や価格だけでなく、「所有したときの気分」まで重視するなら、こうした個性的なモデルは非常に魅力的な存在だ。2026年モデルの発売日は3車種とも2026年8月22日(土)。新しい色をきっかけに、改めてベスパに注目してみる価値はありそうだ。































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