新型フェアレディZ 大胆予測! ついに次期型の一端が判明!!

「頑張れば手が届くスポーツカー」こそZの存在意義

2007年に発売された現行型フェアレディZ。今年で生誕50周年を迎えた「Z」にとって、新型は期待の、そして歴史の新たな1ページを刻むモデルとなる

 初代Zは、日産が「3万ドル以下で誰でも買えるスポーツカーを作ろう」という意気込みでつくったクルマだ。現行Z34に至るまで、日産はこの「3万ドル以下」の縛りをずっと続けている。

 実際に、日産USのホームページには、ベース車両の価格は30,090ドルと書かれている(※日本市場だと約398万円~)。

 日産が「フェアレディZ」を作り続ける理由は、頑張れば手の届くスポーツモデルを売っているメーカーであると認知してもらうことである、と筆者は考える。

 2019年5月に復活をしたA90スープラは約5万ドル~(※日本市場だと490万円~)と高価格だった。だからなおさら、「3万ドル以下」というコンセプトは活きる。

 古くからのファン、そして新しく顧客になってくれそうな若い世代にNISSANというブランドを認知してもらう、「Z」はこういった役割を担っていると思う。

◆  ◆  ◆

「速さ」のために新技術をつぎ込めるGT-Rとは育ちが違い、フェアレディZはコストへの制約が特に厳しい。高い目標性能(ポルシェ ケイマンやボクスター)に対し、限られた開発予算の中で、最大限の性能を絞り出すのは、厳しいことである。

 しかし、日産のなかにはZやGT-Rのようなスポーツカーが作りたくて入社したエンジニアがたくさんいる。Zを待ち望むファンのため、そしてなにより、日産のプライドにかけて、Zを作り続けていってほしい。

動画の最後に早映しで画面に現れた「Z」の文字。新生日産の船出とともに、名門スポーツも新たなスタートを切る

【画像ギャラリー】今年で50周年! 初代は新型のヒント? 歴代フェアレディZ 全6代の足跡

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