三菱トライトン
トライトンは初代パジェロのベースとなったフォルテやその後継車となるストラーダの流れを汲むピックアップトラックだ。
2005年登場の初代モデルは3L、V6ガソリン+4速ATという仕様のみながら、日本でも販売されていた。
現行モデルは2014年登場の2代目モデルで、トライトンは初代モデルからタイ国で生産され世界各国に輸出される三菱自動車にとっては重要なモデルとなっている。
現在販売されるトライトンは2018年11月にビッグマイナーチェンジされたモデルで、パワートレーンはそれぞれ6速となるMTとATと組み合わされる2.4L、4気筒ディーゼルターボ(181ps)を搭載。
ダイナミックシールドが新たに採用されたフロントマスクをはじめトライトンは全体的に三菱自動車らしい堅実な仕上がりとなっており、派手さはないがユーザーの満足度は高いモデルとなっている。
いすゞD-MAX
初代モデルが2005年に登場したD-MAXはいすゞがジェミニなどの乗用車を自社生産していた頃からあったロデオなどから続くピックアップトラックで、2019年登場の現行型で3代目モデルとなる。
なお現行D-MAXは最近発表されたマツダBT-50の新型モデルのベースにもなっている。
D-MAXも3Lのディーゼルターボを搭載するなどオーソドックスなミドル級ピックアップトラックだが、注目したいのは150psの1.9Lディーゼルターボも設定する点だ。
日本のいすゞの販売網で一般ユーザーに販売するのは難しいとしても、もし1.9Lディーゼルターボを搭載したBT-50が安価に販売されれば、ハイラックスに対し面白いライバル車になるかもしれない。
番外編/日産NP200
小型ピックアップトラックというと日本では1994年まで販売されていたサニートラックが代表的だ。
サニートラックはなんと2008年まで南アフリカ共和国で販売されていたのだが、現在も南アフリカ共和国ではサニートラックの後継車的存在となるNP200というモデルが販売されている。
2008年登場のNP200はルノー傘下となるルーマニアのダチア社のロガンという低価格車をベースにした小型ピックアップトラックだ。
NP200はそれぞれ5速MTのみとなる1.6L、4気筒ガソリンと1.5Lディーゼルターボを搭載している。
2人乗りながらシート後方にはハイゼットジャンボやスーパーキャリイといった軽トラックのキャビン付のような荷物置き場に使えるスペースがあり、便利に使える。
それ以外の特徴はあまりないが、楽しげな雰囲気は魅力だ。
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