なぜGA-Lプラットフォームは採用しなかった?
しかし、やはりなぜせっかくGA-Lプラットフォーム(クラウンなどが採用)があるのにそれを採用しなかったのか? が不思議。
確かに今年2月のIS販売台数は87台で前年同期比でも50%台。モデル末期ということも加味して売れてない。だからプラットフォームを刷新する予算をかけられない。と思うかもしれないが、筆者にはそうは思えない。
この先に、あっと驚く何かが待ち構えているのではないか?というのがボクの見解。でなきゃモデルを廃止してもレクサス・トヨタとしては痛くも痒くもないはずなのだから。
今回のビッグマイチェンには相当な予算が掛かっているし、そこまでしてモデルを存続させるのだからそれなりのストラテジーがあるはずとボクは見る。
じゃ、そのビッグマイナーチェンジはどんなもの?ということになるので、そこを解説しよう。
新型ISはモダン&スポーティなクルマへ
見てのとおりエクステリアデザインが一新された。特にフロントグリルを含む面構えがこれからのレクサスモデルを象徴しているかのよう。
ここまでボディーパネルを一新するのならどうしてフルモデルチェンジしないの? と文句を言いたくなるくらい。まさにモダン&スポーティ。二律背反するデザインテイストを上手くまとめ上げている。
細かな情報は断片的だが、サスペンションのダンパーやボディ合板の接続(溶接)手法など、ボディ剛性アップが図られていることは想像に難くない。
ADAS(運転支援)の進化も見逃せないだろう。これまでISに採用されなかったLTA(車線内中央維持支援)が新たに採用される。
もともとISは初代がアルテッツァをベースとしていたことからレクサス・ヒエラルキーのなか、ちょっと安物に見られていたきらいがあった。
その後のモデルチェンジでBMW3シリーズと肩を並べるモデルへと成長したのだが、このクラスのカスタマーは欧州物が大好き。
そこで販売がイマイチという現実の壁にぶつかっていた。しかし考えてみれば真っ向勝負でぶつかっている。じゃあ、今度のモデルはどうか? 現状ではまだわからない。
しかし、7年も使い続けたプラットフォーム。新型にするよりもより良い改善を施しているはず。期待したい!
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