コンパクトでパワフルなホットハッチ。まさに、そんな言葉がピッタリのモデルが日本上陸間近か!? ルノーの最も小型なハッチバック、トゥインゴが日本に導入されたのは、2016年9月のこと。
RRという駆動方式を採用し、最小回転半径は僅か4.3m。スズキ アルトの最小回転半径は4.6mだから、軽よりも小回りが利く。
そんな超軽快なハッチバックのスポーツモデル『GT』は、日本にはいつやって来るのか!?
文:ベストカーWEB編集部(取材班)/写真:RENAULT
110馬力にパワーアップしたエンジンを搭載!!
トゥインゴは、現在発売されているモデルで3代目。独特なスタイルと絶妙なパッケージングで話題となった初代と2代目はFFだったが、現行モデルは、スマートとプラットフォームを共用し、RRの小型ハッチとして生まれ変わった。
日本では未発売ながら、そのスポーツ仕様、トゥインゴGTがすでに欧州では発売中。その主なスペックは次のとおりだ。
■ルノー トゥインゴ GT(欧州仕様) 主要SPEC
- ・全長×全幅×全高:3595×1647×1557mm
- ・エンジン:直列3気筒DOHCターボ、898cc
- ・最高出力:110ps/5750rpm(+20ps)
- ・最大トルク:17.3kgm/2000rpm(+3.5kgm)
- ・トランスミッション:5速MT
- ・価格:約200万円
- ※()内はZEN EDCとの比較
やはり、何と言ってもトゥインゴGTのトピックはエンジン。現在日本に導入されているトゥインゴが搭載する0.9L直3ターボをベースに、エンジンマッピングを最適化。
最高出力でプラス20ps、最大トルクでプラス3.5kgm増を実現した専用エンジンを積んでいる点にある。
このエンジンを始め、足回りにもルノースポールによる改良が施され、足もとは17インチタイヤで武装。加えて、フロントとサイドスカート、リアディフューザーの採用で見た目にもスポーティさが際立つ。
では、このトゥインゴGT、日本にはいつやってくるの!?
5MTで10月に発売!? 気になる発売時期&価格情報
「日本には年内導入か?」という噂もあったが、ベストカーWEBのスクープ班によって、追加情報が伝わってきた。
トゥインゴGTは、東京モーターショーの前には発売される可能性もあるという。モーターショーは10月下旬の開催。そうなると、10月中旬には日本で発売されるというのが、本誌の取材班の読みだ。
そして、トゥインゴGT日本仕様については、欧州仕様がほぼそのまま日本へ導入される見込み。トランスミッションは、デュアルクラッチではなく、5速MT。GT専用に最適化され、標準モデルの5速MTとは異なるギア比となる。
欧州では200万円前後で販売されているが、日本での販売価格は210万〜220万円程度となる見込みだ。
ここまで来ると、さらにハイパフォーマンスなルノースポールモデル『R.S.』はあるのかも気になるところ。ある情報筋によれば、「現時点では先代に設定されていたトゥインゴR.S.を追加する可能性は低い」とのこと。
先代トゥインゴR.Sが日本に導入されたのは、ベースモデルの発売から約1年後。欧州でもR.S.に関する情報がないところを見ると、GTがトップグレードとなる可能性が高い!!
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