■BRZは一旦生産終了に……燃費への対応次第で復活の可能性も
レガシイアウトバックは、ボディカラーの統合と燃費基準のWLTCモードへの切り替え。
ボディカラーは、あまり売れ行きのよくないワイルドネスグリーン・メタリック、タングスラン・メタリック、クールグレーカーキの3色が廃止となる。
ダークブルー・パール、アイスシルバー・メタリック、マグネスタイトグレー・メタリック、クリムソンレッド・パール、クリスタルホワイト・パール、ストームグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカの7色は継続となる。
レガシイB4は廃止になるため、今後はアウトバックのみとなる。セダン市場が極端に小さくなり売れ行き不振となっているため。生産の立ち上がりは10月2日を予定している。
海外ではフルモデルチェンジした次期型が発売になっているが、日本仕様は1年後の2021年秋あたりに発売する見込み。次期型も引き続きアウトバックのみのラインアップで世代交代するものと思われる。
BRZは一旦生産中止になる。ただトヨタにOEM供給されている「トヨタ86」はマイナーチェンジし継続される。燃費の総量規制に対応できないためと思われる。
トヨタ86は燃費の良い他のハイブリッド車などでカバーできるので継続が可能となっているようだ。
ただ、次期型で対応が可能となればBRZも復活の余地が残されているといわれる。2021年秋開催予定の第47回東京モーターショーで明らかにされるかもしれない。
■スバル営業担当「今回の商品ラインナップ再編はかなり大がかりに」
ジャスティはトヨタのルーミー/タンク、ダイハツ・トールの姉妹車で、ダイハツが生産し、トヨタとスバルにOEM供給している。
ルーミー/タンクはマイナーチェンジし「ルーミー」に1本化、トールも同様に改良する。これらの発表、発売は9月15日を予定しているが、ジャスティは多少遅れて9月下旬と伝えられている。
ジャスティはフロントマスクを変更し、よりスポーティな顔立ちになる。パーキングブレーキは従来の足踏みペダル式から、シフトレバーに組み込んだ「電子制御パーキングブレーキ」となる。この他安全対策の「スマートアシスト」も最新の進化デバイスを採用する。このため車両本体価格は10万円程度値上げされる。
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【証言:首都圏スバル店営業担当者】
スバルは毎年この時期に年次改良を行い、商品ラインアップの再編を行っている。今回はフルモデルチェンジ、マイナーチェンジ、一部改良、燃費のモード切り替えなどと重なっているので、かなり大がかりになっている。
技術的にも新開発の1.8Lターボの搭載、モーターアシストのe-BOXER搭載車の拡大、安全対策パッケージである「アイサイト」の進化バージョンの採用など売りは多い。
コストアップはかなり大幅になるが、低金利の残価設定クレジットの設定でカバーするようにしたい。
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