ブガッティ
1998年にフォルクスワーゲンの子会社としてフランスで創業したブランドだが、ルーツは1909年にイタリア出身の技術者、エットーレ・ブガッティがスイスに創業した自動車メーカーだ。
高級リムジンからGPマシンまでを手掛け、世界を席巻したが1949年代に消滅した。それを1980年代にイタリアの実業家が復興させ、VWが買収した。
VW傘下での1号車は「ヴェイロン」。VW製V8エンジンを連結させたW16気筒エンジンを搭載し、最高速405km/h、1億3000万円で販売し、2015年に完売した。
その後「シロン」1500馬力、最高速420km/h、2億8000万円を販売し、2018年には「ディーヴォ」6億2000万円、40台限定を完売し、現在に至っている。このクルマもW16、8L、4ターボ、1500馬力エンジンを搭載している。
パガーニ
1992年にランボルギーニに在籍していたデザイナーのオラチオ・パガーニが創設。本社はイタリアで、1999年に「ゾンタC12」を発表した。4個の独立した小径ヘッドライトと、リア中央にまとめられた4本のマフラーがパガーニの特徴。
エンジンはメルセデスAMG製のV12、6Lツインターボを394馬力にチューンし、332km/hを可能にした。
「C12」は5台しか生産されず、エンジンが7L、550馬力、7.3L、555馬力、7.3L、602馬力、7.3L、650馬力とチューンされながら2010年まで生産された。
その後もワンオフで数台がつくられている。車両価格は仕様にもよるが3億円前後といわれている。
最新モデルは「ウアイラ」。AMG製エンジンは730馬力、1000Nm、最高速370km/h。「ウアイラ」のバリエーションで5台生産の「イモラ」は827馬力、1098Nmで、1台5億9500万円。もちろん完売した。
ケーニグセグ
設立は1994年、スウェーデンの実業家で当時22歳のクリスチャン・フォン・ケーニグセグが世界最高のスーパースポーツカーをつくるために立ち上げた。
第1号車は2005年に発表した「CCR」。フォード製V8、5.7Lツインスーパーチャージャーで806馬力、900Nmで395km/hの最高速で、約4700万円。40台近く販売されている。
2010年に発売した「アゲーラ」以降は自社開発したV8、5Lツインターボ、940馬力、1100Nmを搭載。「アゲーラ」は最高速395km/hを公言している。
2016年に日本専売として「アゲーラRSR」を販売。価格は2億6000万円でこれも完売している。
最新モデルは「ジェスコ」で最高速483km/hとされ、125台限定、1台3億7000万円だがすべて完売。日本でも数台が販売されたと言われている。
さらにプラグインハイブリッドの「ジェメラ」が発表されているが、EVモードでも300km/hに達するという。価格は購入者には公開されているようだが、正式にはまだだ。
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