一方でモデル廃止説も
世代交代せず、モデル廃止とする見方は、現行モデルがあまりにも販売不振であり、フルモデルチェンジしても人気復活が難しいとの判断があるためだ。
プリウスをベースに足回りを強化、ハイクオリティなスポーツ志向の5ドアハッチバックレイアウトにしているが、価格設定が高いうえに値引きゼロを堅持して売る方針は変えていない。その割に手放す際のリセールバリューも低いので、マーケットニーズが低いのが現状である。
まったく異なる次世代モデルは選ぶコンセプトが限られてくる。SUVはUXが存在するのでチョイスできない。セダンはマーケットニーズが限定されるので無理である。
あとはミニバンや2ドアクーペしかない。ミニバンは基本的には設定しない方針を明らかにしているので、こうなるとスポーツクーペだが、5ドアハッチバックよりもさらにマーケットは限定されることになるだろう。とするとやはり従来の5ドアハッチバックが最も可能性があるという結論になる。
販売現場は「可能な限り早く世代交代を」期待
【証言:首都圏レクサス店営業担当者】
今回のような小規模な安全強化策のような一部改良ではCT200hの人気回復は難しいと見ている。
メーカー筋からは今後1~2年でCT200hがフルモデルチェンジするという情報はまだほとんど流れていない。
ただ、確かなマーケットニーズは存在するのだから、可能な限り早くフルモデルチェンジし世代交代してほしいところだ。今回のような一部改良での安全対策では人気回復は難しい。UX並みに進化した安全デバイスを採用しないとユーザーは納得しないと予想している。
次期型は、UXベースの5ドアハッチバックとして仕立てられるだろう。ベンツやBMWのライバルモデルと対抗させ、勝つにはハイブリッドだけでなくガソリンNAの搭載モデルの設定も希望したい。
本来であれば5ドアハッチバック、SUV、セダンの3分野のラインナップを揃えないと充分とはいえない。ハイブリッドの1.8Lは次期型では2Lに拡大し、より高性能&低燃費の両立を目指したパワーユニットになるに違いない。
ただ、ハイブリッド車は燃費よりも走りのポテンシャルアップをめざした制御になり、足回りも一段と強化している可能性がある。
【画像ギャラリー】300万円台のCTから1000万円超のLSまで! 価格順でみるレクサス総勢10車種の全ラインナップ!!
コメント
コメントの使い方