マツダ新型MX-30、まずはマイルドHV仕様から登場!! EV仕様の投入は?

■日本向けはEVではなく新開発のマイルドハイブリッド!!

 ……と期待していたら、なんとこの秋より国内で販売開始と発表されたMX-30は、欧州向けのEVではなく「マイルドハイブリッド」仕様のモデルだという。えええええっ!?

 国内向けのMX-30に搭載されるのは、直噴の2Lガソリンエンジンに「M HYBRID(エム ハイブリッド)」と呼ばれるマツダオリジナルのマイルドハイブリッドを組み合わせた「e-SKYACTIV G(イースカイアクティブジー)」。

搭載されるエンジンはSKYACTIV 2Lガソリンエンジン。詳細は明らかにされていないが、他モデルと同じならば156ps/20.3kgm。これに24Vマイルドハイブリッドを組み合わせる

 システムの詳細は現段階では明らかにされていないが、マツダ3やCX-30のSKYACTIV-Xエンジンに組み合わされている0.216kWh、24V、10Ahのリチウムイオンバッテリーを使用し、6.5ps/6.2kgmを発揮するモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドをベースとしたものとなる可能性が高い。

 この日発表されたリリースでは、「静かでスムーズな発進と上質なドライブフィールに加えて、モーターのエンジンアシストによる優れた燃費性能を実現」としている。

 EVモデルは前輪駆動のみとなっているが、マイルドハイブリッドモデルは、今回展示されたモデルには「4WD」のエンブレムが付いており、FFと4WDが設定されることになるようだ。

内装は環境配慮素材を使用
シート表皮はペットボトル再生材、センターコンソールはコルク材だ

 マイルドハイブリッドでモーター出力は小さいため、パワーアシストではなく、あくまでも燃費向上のため、エンジンの効率の低下する領域をモーターが補助するものとなるだろう。

 ストロングハイブリッドのようにモーター駆動力を実感するようなドライバビリティではないと予測する。

■EVモデルの国内投入は「今年度中」

 日本国内でEV仕様の販売はないの!? と気になる人も多いことだろう。

 これに関してマツダは「EVモデルは今年度中にリース販売をする予定」と明らかにしている。

こちらEV仕様のシャシー。床下のバッテリーはフロアの剛体として使われており、高い剛性を発揮する

 欧州へのピュアEV投入には、CO2排出量95g/km以下という欧州CAFE対応の必要から、という背景があるのだろう。

 価格についても現時点は未発表ながら、欧州でのEV仕様CX-30の価格は日本円換算で350万~360万円程度となる。CX-30との関係も考えると、マイルドハイブリッド仕様の価格は260万~300万円前後になるのではないかと思われる。

欧州仕様のMX-30とCX-30の主要諸元を比較したもの

【画像ギャラリー】全方位からのビューも合わせて、マツダの新鋭「MX-30」の姿をギャラリーでチェック!!!

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