日産ルークスが突き抜けられない理由 期待に反して伸び悩み!?

ライバルに対して存在感が薄れている!?

 このような軽自動車の売れ方を考えると、現時点ではルークスの本当の人気を判断しにくいが、2020年7/8月における軽自動車の販売順位が6位に甘んじたのは気になる。

 届け出台数も6月が9431台、7月は7958台と下がった。8月も6208台と低いが、お盆休みも入るので判断しにくい。

 全高が1700mmを超えるスライドドアを備えた軽自動車は、各車種にメカニズムの特徴はあるが、外観が似通っていて違いもわかりにくい。

共同開発された日産ルークスの姉妹車に当たるのが三菱eKスペース&eKクロススペース。個性派だが、販売面では苦戦が続いている
共同開発された日産ルークスの姉妹車に当たるのが三菱eKスペース&eKクロススペース。個性派だが、販売面では苦戦が続いている

 最近は好調な売れ行きと相まって、N-BOX、スペーシア、タントの存在感が強く、ルークスの印象が薄れていることも考えられる。

 スーパーハイトワゴンは外観や価格が似通ったクルマの集合だから、売り方や宣伝の仕方によっては埋没しやすい。

 今はルークスハイウェイスターがエアロパーツを装着してスポーティに仕上げ、姉妹車のeKクロススペースは、SUV風のテイストにしている。

 この設定は日産と三菱のブランドイメージに合っているが、今後はルークスにもスペーシアギアのようなSUV風の派生車種が必要かも知れない。

 商品力を考えると、ルークスはもう少し売れていい商品だ。

スペーシアはSUVテイストのスペーシアギアを追加して販売絶好調。ルークスはエアロタイプのハイウェイスターをラインナップしているが、SUVタイプも欲しい
スペーシアはSUVテイストのスペーシアギアを追加して販売絶好調。ルークスはエアロタイプのハイウェイスターをラインナップしているが、SUVタイプも欲しい

【画像ギャラリー】ライバルとどこが違う? 今大人気のスーパーハイトワゴンで最も新しい日産ルークスの詳細チェック!!

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