ヤリスクロスの魅力とトヨタSUV戦略 “次の一手”を読む


■ユーティリティもバッチリ!

 ヤリスでは、コンパクトさを重視したことで後席居住性や荷室容量に割り切った部分を感じたが、ヤリスクロスは全長が240mm延長されたことで、特に荷室奥行きが大幅に拡大されたのがポイント。

 荷室奥行きはヤリスの630mmから820mmへ、荷室幅は1000mmから1400mmへ、荷室高は830mmから850mmへとそれぞれ大きくなっている。後席は頭上スペースが広がったことで、ヤリスより開放感を感じる。

 車体サイズ拡大分はほぼそのまま荷室スペースに充てられている。後席使用状態で奥行き820mm。大型スーツケースも余裕で積み込める

 後席は4:2:4に分割可倒するので、多彩な荷室バリエーションを展開できる。センター部のみを倒せば長尺物を効率よく積載できるし、後席をすべて倒せば自転車も積載可能。

 ちなみに後席の居住スペースはルーフが伸びているぶん、ヤリスより開放感がある。荷室幅はヤリスの1000mmに対し1400mmと広く、ゴルフバックを積むのにも困らない。

デッキボードは6:4に分割してそれぞれ別個に2段階の高さに設定可能で、積載物に合わせて自在にアレンジでき、使い勝手がいい

■安全支援機能も充実!!!

 最廉価のX“Bパッケージ”を除く全グレードで最新のトヨタセーフティセンスを標準装備。

 夜間歩行者検知、昼間の自転車検知に加え、右折時の対向直進車、右左折後の横断歩行者も検知対象とする最新レベルのもの。

直進時の車両・歩行者検知機能(夜間)

 このほか、前方に障害物があるのにアクセルが過度に踏み込まれた場合の加速抑制機能や、衝突回避操舵支援なども装備される。

右折時対向直進車・横断歩行者検知機能(夜間)

 価格は179万8000円からで、売れ筋となりそうな1.5G(FF)が202万円、ハイブリッドG(FF)が239万4000円で、価格帯は絶妙にライズ~C-HRとオーバーラップしながら中間域となっている。

ヤリスクロス ラインナップと価格

 C-HRよりもクロカン志向で新しい選択肢ができたことで、ますますトヨタのSUV選びに悩みそうだ。

他メーカーライバルSUVたちとのスペック比較

次ページは : 【番外コラム】トヨタの今後のSUV戦略はどうなる??

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