新型N-BOXが12月上旬登場! 常勝でもやる 3年3ヵ月ぶり改良の中身とは?

 2017年8月にフルモデルチェンジした現行N-BOX。軽乗用車、登録車を含めた国内新車販売台数において3年連続NO.1を獲得し、5年連続で軽自動車販売NO.1を達成している(前モデル含む)。

 2020年1~8月までの軽自動車販売台数を見ると、N-BOXは13万2190台(対前年比76.2%)と、2位のスペーシア8万9240台(対前年比78.9%)、3位のタント8万4511台(対前年比74.7%)に大差をつけて軽販売1位をキープし続けている。

 そんななか、筆者が掴んだ情報によれば、2020年12月上旬頃、約3年3ヵ月ぶりにN-BOXのマイナーチェンジが実施されるという。

 さて、N-BOXビッグマイナーチェンジモデルはどんな中身なのか? 今わかっているN-BOXの情報すべてお伝えしよう。


文/遠藤徹
写真/ホンダ ベストカーweb

【画像ギャラリー】3年連続新車販売1位の実力はどこにある? N-BOXの写真を徹底チェック!


現行モデルは11月いっぱいでオーダーストップ!

左がN-BOX、右がN-BOXカスタム。いずれも現行モデル

 ホンダのN-BOXが2020年12月上旬、約3年3ヵ月ぶりにマイナーチェンジする情報を入手した。

 現行モデルはすでにオーダーストップになり、11月いっぱいで在庫一掃セールをほぼ終了する方向にあるため、改良する段取りになっているのは間違いない。

 本来であれば2020年9月上旬に発表、発売する予定だったが、コロナ禍の影響で約3ヵ月先送りすることになったようだ。11月上旬には現行モデルの在庫一掃セールと並行して改良モデルの先行予約がスタートする方向にある。

 現行N-BOXは2017年8月31日の発表発売以来、軽自動車だけでなく登録車も含めた銘柄別販売台数では月販トップセラーの座をほぼ維持し続けている。

 今回のビッグマイナーチェンジによって、どこまでその座を守り続けることができるか注目される。

 現在、わかっている改良型N-BOXの商品概要は、内外装のデザイン変更、質感、使い勝手の向上、ボディカラーの再編、ホンダセンシングを中心とした安全・安心装備の充実など。

 エクステリアデザインはカスタム系を中心に、より個性を強調した顔立ちとするため、グリル、ヘッドランプ、バンパーのデザインを変更し、押し出し感を強める。

現行N-BOXカスタムG・EXターボ・ホンダセンシング。ビッグマイナーチェンジモデルのエクステリアは標準のN-BOXはほぼ変わらないが、カスタム系は現行モデルよりも押し出し感を強調とした顔つきになるという

 ただし、標準のN-BOXはほとんど変えず、現行の比較的おとなしい顔立ちを継続する。リアコンビランプは視認性をより高める配色とする。

 質感はインテリアの内張り、シートの材質を変更し、クオリティアップ、座り心地の向上を図る。

 そのほか比較的大きめの変更点としては、N-WGN、2020年11月19日にフルモデルチェンジするN-ONEに続いて電動パーキングブレーキを採用することだ。

ビッグマイナーチェンジ後のN-BOXに標準装備される電動パーキングブレーキ。写真はN-WGNのもの

 グレード構成に変化はないが、これまで標準タイプに設定していた安全・安心パッケージのホンダセンシングを装備しないレス仕様車は希望するユーザーが少ないため、廃止となり、今回からホンダセンシングは全車標準装備となる。

 ボディカラーは標準のN-BOXでは、モノトーンカラーが10、2トーンカラーが2。カスタム系はモノトーンカラーが6、2トーンカラーが3。

 両タイプに設定されているあまり売れゆきの良くないブリリアントスポーティブルーメタリックなどは新色と入れ替える可能性が強い。

 2トーンカラーは両タイプとも購入希望者が10%程度と少ないことから、こちらもボディカラーを含め、見直される可能性がある。

 安全・安心パッケージのホンダセンシングは現行N-BOXが採用し、N-WGN、N-ONEと世代交代しながら進化してきたが、他の車種のホンダセンシングは現行N-BOXに装備されているホンダセンシングよりも進化している部分がある。

 このため改良型N-BOXに装備されるホンダセンシングも最新バージョンとなる。10項目の機能は継続するが、それぞれの検知機能、作動車速の範囲の拡大を図り、より安全安心度を高める手直しをする。

これまではHonda SENSINGが装着されないグレードがあったがマイナーチェンジ後は全車に標準装備となる

 パワーユニットなどメカニズム面の基本部分の変更はない見込み。車両本体価格は安全装備の充実、電子制御パーキングブレーキの設定、トータル的なクオリティアップによって、平均5万円程度の値上げとなる見通しである。

 現行モデルは2020年11月いっぱいまでは生産を継続するが、グレード、ボディカラー、主要オプション、付属品は継続しているが、あまり売れゆきの良くないグレード、ボディカラー、アイテムは次第に発注の範囲が限定されるようになっている。

 在庫車はメーカーのモータープールと販売店が先行発注したキープぶんについてはユーザーの希望と合致すれば1ヵ月以内で納車が可能な状況にある。

 現行モデルの初回の値引き提示額はトータルで20万円程度となっている。これがマイナーチェンジ後となると10万円程度に引き締まる見込み。

 ビッグマイナーチェンジ後のN-BOXの価格は5万円アップすると見込まれるので、実質では15万円程度の負担増といえる。

※値引き額は遠藤徹氏が独自に調査したもので地域、時期によって変動します。参考程度にお考え下さい。

ビッグマイナーチェンジ前の在庫車を格安で買うのがお得?

現行モデルのN-BOX G・Lターボ・ホンダセンシング

 ビッグマイナーチェンジ前の在庫車を格安で買うか、それとも高くなった新型を手に入れるか?  

 買い得感を重視するのであれば、従来モデルを大幅値引きで買うのをお勧めしたい。使い勝手、安全・安心、新しさを重んじるのであれば、改良モデルを選べばよい。

 ただ、この時点でもうひとつの判断材料は改良モデルの発売時期が2020年12月上旬という点である。

 購入を3週間ほど延ばし、2021年の年明け早々にすれば、年式が変わるタイミングになり、リセールバリューは10万円程度高くなるからだ。

 同じ改良モデルであっても、2021年式のほうが得をするという要素もある。ただ5年以上長く乗るであればあまり関係ないので気にすることはないだろう。

証言1:首都圏ホンダカーズ営業担当者

 「N-BOXは現行モデル発売後、3年が経過しているから、今回はかなり大幅なマイナーチェンジになると予想しています。

 改良モデルの先行予約の受付開始は11月上旬あたりですが、従来モデルは11月いっぱいまで生産すると聞いています。

 N-BOXの場合、生産と販売を高いレベルで維持していかなくてはならないモデルなので、従来モデルを改良型と並行して販売する態勢としているようです。

 リセールバリューを考慮するのであれば、改良モデルを年内に成約し、ナンバーの取得、納車するのは新しい年式となる来年早々とするのがベストかもしれません」。

証言2:首都圏ホンダカーズ営業担当者

 「N-BOXは軽自動車、登録車を含めた新車販売NO.1なので、改良モデルもその台数を維持するために、商品力を色褪せないものとする内容になるはずです。

 ホンダセンシングに関しては、ホンダセンシングが装着されないレス仕様のグレードはほとんど売れていませんので、省略されると思います。

 N-BOXそのものはライバル他車と比べて室内の広さ、使い勝手、走りなどあらゆる面でリードしています。

 ただ3年が経過し、新型車発売当初に比べて、販売に多少勢いがなくなっているので、ビッグマイナーチェンジによって多少のテコ入れが必要な時期に来ているのは確かです」。

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