スズキの軽SUVのジムニーと小型SUVのジムニーシエラは2018年7月のデビューだから、すでに登場から1年半が経過しようとしているが、その人気は衰え知らず。その結果、今でも長い納車待ち状態が続いている。
好調の背景には当然ながらSUVブームがあるが、扱いやすいサイズ、タフな4WD性能、武骨ながら雰囲気抜群のエクステリアデザインなど、人気の要因は多岐にわたる。特にシエラは、旧型の1.3Lから1.5Lに排気量アップしたことで走行性能に余裕が生まれたことも見逃せない。
そのジムニー&ジムニーシエラは、今では数少ない3ドアボディを採用しているのだが、利便性を高めた5ドアが追加されるという噂は絶えず存在している。まぁ、願望に近い噂でもあるのだが。
本稿では、ジムニー&ジムニーシエラの販売の最前線について見ていくと同時に、5ドア追加の可能性について考察していく。
文/渡辺陽一郎、写真:SUZUKI、平野学、池之平昌信
【画像ギャラリー】武骨なデザインはそのままに実用性を付加!! ジムニー&ジムニーシエラの5ドアを完全捕捉&3ドアモデルをフルチェック!!
納期はいまだに1年半!?
最近はSUVの人気が高い。魅力的なクルマが登場するのは嬉しいが、そんななか、買いたくても買えないSUVがジムニーだ。軽自動車のジムニー、小型車のジムニーシエラについて、納期をスズキの販売店に尋ねると、以下のような返答だった。
「ジムニーの納期は、今でも長く、1年半と申し上げています。以前に比べると生産規模が増えて、小型車のジムニーシエラは10カ月程度に縮まる傾向も見られます。しかし再び伸びる可能性もあり、両車ともに契約は可能ですが、正確な納期はお伝えできません。ご迷惑をおかけしないように、1年半と申し上げています」。
納期が1年半になると、ユーザーは購入計画を立てられない。
現在使っているクルマの車検期間が1年以内に満了する場合など、取り敢えず改めて車検を取り、納車される時に引き渡す中途半端な乗り替えになってしまう。また納期が1年半も先では、離れた場所に転勤している可能性もあるだろう。
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