トランスミッションの強化は!?
こうして出力もトルクも向上したが、それをよく許したと感じるところもある。それはトランスミッショントラブルに対する懸念材料があったからだ。
乱暴に使わなければタイム争いで負けてしまうワンメイクレースでは、最低限2戦に1回はオーバーホールが必要ということもあったからである。
もちろんレースでも丁寧に扱うドライバーは問題がなく、事実はじめの頃はワンシーズン使ったこともあるから、一般ユースでは壊れることのないトランスミッション。
だが、車種が車種なだけに、チューニングやドリフトなどあらゆる使い方が考えられるのだから、トランスミッションも強くあってほしいというのが希望だ。おそらく何らかの対策が行われたうえで発表になるのではないだろうか?
そんなことを考えていた矢先、TOYOTA GAZOO RacingのGRパーツに86 Raceパーツのラインアップが加わっていた。
アウトプットシャフト、カウンターギア、4速ギア、4速ギアインナーベアリングがそれだ。
次期BRZが発表されたこのタイミングで、この商品ラインアップ……。あまりにもタイミングがよすぎると思うのは僕だけだろうか?
いずれにしてもタフさをより高めようと全方位的に努力を続けているところが好感触。
スバルもトヨタもなく、みんなが86&BRZを育てて行こうという姿勢に胸を打たれるのだ。
果たして次期型はどんな世界を僕らに見せてくれるのか? いまから登場が待ち遠しい一台だ。
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