【横浜銀蝿40th】最高級車プレジデント購入は出馬がきっかけ~嵐クルマ愛を語る(後編)


■「嵐君もこれぐらいのクルマに乗らなきゃ」政治家に勧められたクルマとは!? 

 「ポルシェから乗り換える時、ちょっと大きなクルマに乗りたいなと思ったんだ」。930ターボの次に選らんだのが、メルセデス・ベンツ500SELだった。「これがいいクルマでね。維持にお金はかかるけど、すごい乗っていて楽だった。シートヒーターが付いているのがいいね。女も喜ぶしさ(笑)」

 500SELは80年代のベンツを代表する高級車だ。過剰なまでの品質で世界の富裕層から支持され、信頼を集めた。車体は大きいが、後輪駆動なのでわりと小回りが利く。「人差し指1本でハンドルがきれる。クルマの頭さえ入れば、どの道でも行けたよ」

 この体験に気をよくし、嵐は大型車を乗り継ぐ。次に友人に勧められたのが、アメ車のリンカーン・コンチネンタル。しかし、これには難渋した。「ダメ、ぶっ壊れる。首都高で、何回止まったことか」

 嵐が歴代乗ってきたのは、買ってもらった新車のジープ以外は基本的に中古車だ。程度が悪いものも中にはある。「女に対する思いと一緒で、浮気性なんだよ。いいのがあると、次のクルマに乗りたくなる。お金があるときは、年がら年中、クルマを探しているからね。リンカーンは1年ぐらいで手放したよ」

友人に勧められたリンカーン・コンチネンタル

 ここまでは銀蝿時代の愛車遍歴だ。この後、再びスポーツカーへ。選んだのは、ユーノス・ロードスターだ。83年末で銀蝿を解散した後、嵐は芸能プロダクションの社長に就き、新たな人生を歩み始めていた。ロードスターは、それほど乗らずに、プロダクションの従業員に給料代わりに譲った。

 次も同じオープンカーだった。アメ車のフォード・マスタングGT。時代はバブル。東京・代官山の旧山手通りを、幌を開けて走った。都会の風が心地良かった。

 21世紀に入って買った最初のクルマには、少々ユニークな経緯と経歴がある。日産がかつて生産していた最高級の乗用車プレジデントのことだ(2010年で生産中止)。

 2001年夏に行われた参院選挙。嵐は、自由連合の公認候補として比例区から立候補し、残念ながら落選している。自由連合の代表は、衆院議員だった徳田虎雄氏(82)だった。

 「一緒にメシを食いに行った時、『乗ってかないか』って言われて。『嵐君もこれぐらいのクルマに乗らなきゃダメだよ』って言われて。乗ったら、すげえ気持ちいいんだよ。で、すぐに、買いに行ったんだ」

愛車だったフォード・マスタングGT

 現在乗っているのは、日産エルグランド。人気の高級ミニバンだ。「友達にもらってね。車検も2回通して、しつこく乗ってるよ」

 でも、一生自分のそばに置いておきたいクルマを挙げるとしたら、やはり最初に買ったGTOだ。銀蝿デビュー前の熱い青春時代の記憶が、この名車には重なる。

 嵐はメンバー4人の著書『ぶっちぎり最終章』(講談社)で、こんなことを書いている。「いい車ほしいって気持ちが働く意欲につながったしさ、愛車がある奴は愛を持ってるってこと」

 2021年は、新型コロナウイルスの影響で延期になっていた40周年記念の全国ツアーが始まる。2020年以上に充実した1年が幕を開ける。

 「40th(フォーティース)への思いか…。そうだなあ。次のクルマを買えるまで、頑張りたいな」

 嵐、翔、Johnny、TAKU…4人の人生には、常にクルマが並走している。それは、これからもずっとだ。


2020年12月23日発売「横浜銀蝿40th2020完全復活ライブ『THE 配信!』コンプリートDVD BOX」https://kingeshop.jp/shop/g/gBZBM-1016/

シングル『昭和火の玉ボーイ』。カップリングには『ツッパリ High School Rock‘n Roll(在宅自粛編)』を収録 https://kingeshop.jp/shop/pages/yg40shtb.aspx

横浜銀蝿のメンバー4人が自らの人生を語った『ぶっちぎり最終章』(講談社)

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