仕事柄、数多くの新型車に乗る自動車評論家たち。
それだけに、自身が乗るクルマもその厳しい目で選んでいるわけだが、そんな自動車評論家たちが「次に買いたい」と狙っているクルマは何か?
「最近買った」という評論家のクルマも併せ、その理由・決め手とともにご紹介!
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※本稿は2020年12月のものです
写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』 2021年1月10日号
■スバル レヴォーグ(松田秀士/自動車評論家・レーシングドライバー)
次に買いたいと狙っているのは新型レヴォーグ。レヴォーグが欲しい一番の理由はアイサイトX。
アイサイトXは非常に高度なLKA(レーンキープアシスト)という、車線内中央維持を行う機能が採用されている。
レヴォーグではLKAはACC(アダプティブクルーズコントロール)と協調して同時制御を行う。しかも方向指示器を操作するだけで自動的に車線変更して追い越しも可能。
どちらも高速道路での機能だが、アイサイトXがあれば遠出も運転疲労を極力低減することができる。
ボクはよくスキーに出かけるのだが、レヴォーグはAWDで雪道に強く、アイサイトXで高速道路も疲れないのは二重の喜び。さらにワゴンなので後席背もたれを倒してスキー板を室内に積み込める。
ワゴンって近年はSUVやミニバンにシェアを奪われているけど、新型レヴォーグに試乗して改めて使い勝手のよさにも目覚めました。
■トヨタ MIRAI(国沢光宏/自動車評論家・レーシングドライバー)
原稿依頼時に「次に買いたい」と言ったけど、正確には「買った」ですね。11月9日から新型MIRAIの先行受注開始となったのでその日に契約しちゃいました。
クルマ趣味っていろんなタイプがあります。10年もすればガソリンエンジンはなくなるから、最後に堪能するのもいいでしょう。
私の場合、昨日より明日に興味ある。楽しくて明るい未来を期待したいのであります。だからこそ新しいパワーユニットばっかり乗ってきた。
従来型MIRAIは納車されたその日にロールケージを組むべくバラしちゃったため、存分に乗れず。今度こそ燃料電池を堪能したいと思う。
しかも新型MIRAI、クルマとしての完成度が高い。ベンツEクラスやBMW5シリーズに勝る。とはいえノーマルの状態で乗るかと聞かれたら自信なし!
困ったことに新しい技術を楽しむだけでなく、いろんなことをやりたくなります。
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